松田悠介とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 松田悠介の意味・解説 

松田悠介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/25 13:24 UTC 版)

まつだ ゆうすけ, Yusuke Matsuda

松田 悠介
生誕 (1983-07-14) 1983年7月14日(41歳)
日本千葉県
職業 実業家
団体 Crimson Education Japan
代表取締役
文部科学省 中央教育審議会 教員養成部会 委員
テンプレートを表示

松田 悠介(まつだ ゆうすけ, Yusuke Matsuda)は日本の社会起業家実業家教育者千葉県生まれ、東京都育ち。

Teach for Japan[1]やLearning for All の創業者。現在は学部と大学院の海外進学を支援するCrimson Education Japan の代表取締役、株式会社CRAZYの取締役、Waterdragon財団の代表、一般社団法人「教師の日」普及委員会 代表理事を務める。

職歴

  • 2006-2008、都内中学校と高校で 体育教師
  • 2008、千葉県市川市教育委員会 / 教育政策課分析官
  • 2009-2010、PwC Japan / アソシエイト
  • 2010-2014、Learning for All / 創業者 兼 CEO
  • 2012-2017、認定NPO法人 Teach For Japan / 創業者 兼 CEO
  • 2014-2017、京都大学 / 特任准教授
  • 2017-現在、株式会社CRAZY / 取締役、Waterdragon財団 / 代表
  • 2018-2019、スタンフォード大学 客員研究員
  • 2019-現在、株式会社Crimson Education Japan / 代表取締役

人物

エピソード

いじめられていた中学生時代に体育の先生に救われて、体育の教員を目指すようになる。体育の教員になるために日本大学に進学。大学を卒業後、都内私立の男子校で体育の教員として着任。その後、教育委員会に嘱託の職員として就く。2008年からはハーバード大学の教育大学院に進学し、在学中にTeach For Americaの創業者であるWendy Kopp と出会う。帰国後はPwC Japanにコンサルタントとして勤務後、2010年にLearning For All、2012年には認定NPO法人Teach For Japanを創業している。2017年7月からは日本財団国際フェローシップ第6期フェローとしてスタンフォード大学経営大学院に進学[2]

ハーバード進学

教職員時代、旧態依然とした学校教育を変革するため、自ら理想の学校を設立することを決意する。まずは学校経営とリーダーシップについて学ぶための進学先を探し始め、国外にも視野を広げたところ、アメリカの大学が特に魅力的であることを発見した。教授陣のプロフィール、発表論文、提供されるコースを基準に候補校をリストアップし、最終的にハーバードが最有力の進学先候補となった。

ハーバードを目指すにあたり、英語力の向上が大きな課題となった。英語能力試験の TOEFL 初回受験では 50 点台(110点が必要点数)だったが、10ヶ月の猛勉強の末、104点まで点数を引き上げた。この過程で、勉強のストレスにより胃痙攣を起こし入院。

英語力が入学基準を下回っていたにもかかわらず、ハーバードから合格通知を受け取る。入学後、審査官に合格理由を尋ねたところ、エッセイが印象的だったこと、学校設立への強い意志と教職員時代のチャレンジが評価された。[3][4][注釈 1]

学歴

  • 2006年、日本大学文理学部体育学科 卒業 / 学士
  • 2009年、Harvard Graduate School of Education 修了 / 修士
  • 2018年、Stanford Graduate School of Business 修了 / 修士

その他

  • 文部科学省 中央教育審議会 教員養成部会 委員
  • 認定NPO法人 Teach For Japan / 代表理事
  • 一般社団法人「教師の日」普及委員会 代表理事
  • 一般社団法人あしなが育英会 / 理事
  • NPO法人 Learning for All / 理事
  • Lean In Tokyo / アドバイザー
  • NPO法人DxP / アドバイザー

受賞歴

  • 日本財団 国際フェロー に選出
  • 日経ビジネス「今年の主役100人」(2014年)に選出
  • 世界経済会議(ダボス会議)Global Shapers Community (2012年) に選出

著書

  • グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」(ダイヤモンド社)

出演

  • NHK Eテレ ジレンマ+(2013年9月24日)[5]
  • NHK Eテレ ニュー試 選アメリカ・ハーバード大学(2023年08月19日)[6]

脚注

注釈

  1. ^ なおこのエッセイ全文は現在も本人のブログで閲覧可能である。

出典

  1. ^ 理事・アドバイザー | Teach
  2. ^ 日本財団国際フェローシップ 2017年度フェロー”. 日本財団. 2020年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月9日閲覧。
  3. ^ 松田 悠介『グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」』ダイヤモンド社、4/12、85-97頁。 
  4. ^ LIFE IS EDUCATION ~体育教師留学奮闘記~ ハーバードに合格したエッセイ”. lifeiseducation.blog21.fc2.com. 2024年11月5日閲覧。
  5. ^ 松田悠介 | 出た人 | ジレンマ+”. dilemmaplus.nhk-book.co.jp. 2024年11月5日閲覧。
  6. ^ データベースで探す”. NHKクロニクル. NHK. 2024年11月5日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「松田悠介」の関連用語

松田悠介のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



松田悠介のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの松田悠介 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS