松永ふみ子
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松永 ふみ子(まつなが ふみこ、1924年〈大正13年〉1月1日[1] - 1987年〈昭和62年〉5月9日[2])は、日本の英米児童文学翻訳家。本名・富美子[1]。
翻訳家の松永太郎は、その子にあたる[3]。
略歴
東京府東京市神田区[2](現・東京都千代田区)出身。津田塾大学文学部英文科卒。結婚し、長男を出産したのち、慶應義塾大学文学部図書館情報学科卒業[4]。
翻訳
- 『ウサギが丘』(ロバート・ローソン作・絵、松永冨美子名義訳、学習研究社、新しい世界の童話シリーズ) 1966.11
- 『フェアニリーの黄金』(アンドリュー・ラング、月田孝吉絵、大日本図書) 1969.5
- 『キルディー小屋のアライグマ』(ラザフォード・モンゴメリ作、バーバラ・クーニー絵、学習研究社、少年少女・新しい世界の文学19) 1971
- 『キルディー小屋のアライグマ』(ラザフォード・モンゴメリ作、バーバラ・クーニー画、福音館書店、福音館文庫) 2006.7
- 『白鳥のトランペット』(E・B・ホワイト作、エドワード・フラスチーノ画、福音館書店) 1976.3
- 『白鳥のトランペット』(E・B・ホワイト作、エドワード・フラスチーノ画、福音館書店、福音館文庫 S-58) 2010.2
- 『あかちゃんでておいで!』(フラン=マヌシュキン作、ロナルド=ヒムラー絵、偕成社) 1977.1
- 『カワウソと暮す スコットランドの入江にて』(G・マクスウェル、冨山房百科文庫34) 1982.3
- 『ぶらんこをこいだら・・・』(フラン=マヌシュキン作、トマス=ディ=グラッジャー絵、偕成社) 1982.6
- 『くらやみをこわがったフクロウぼうや』(ジル=トムリンソン、木下惇子絵、偕成社) 1983.6
E・L・カニグズバーグ
- 『クローディアの秘密』(E・L・カニグズバーグ文と絵、岩波書店) 1969
- 『クローディアの秘密』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、岩波少年少女の本8) 1973
- 『クローディアの秘密』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、岩波少年文庫) 1975/特装版 1990.9/新版 2000.6
- 『クローディアの秘密 ほんとうはひとつの話』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、カニグズバーグ作品集1) 2001.12 に所収
- 『魔女ジェニファとわたし』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、岩波ものがたりの本18) 1970.7
- 『魔女ジェニファとわたし』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、岩波少年文庫) 1989.3/新版 2001.5
- 『魔女ジェニファとわたし ベーグル・チームの作戦』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、カニグズバーグ作品集2) 2002.1 に所収
- 『ロールパン・チームの作戦』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、岩波ものがたりの本115) 1974.7
- 『ロールパン・チームの作戦』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、岩波少年文庫) 1989.5
- (新版改題)『ベーグル・チームの作戦』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、岩波少年文庫) 2006.9
- 『魔女ジェニファとわたし ベーグル・チームの作戦』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、カニグズバーグ作品集2) 2002.1 に所収
- 『ロールパン・チームの作戦』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、岩波少年文庫) 1989.5
- 『ぼくと(ジョージ)』 (E・L・カニグズバーグ作・絵、岩波書店、岩波少年少女の本43) 1975.7
- 『ぼくと〈ジョージ〉』 (E・L・カニグズバーグ作、岩波書店、岩波少年文庫) 1989.7
- 『ぼくと〈ジョージ〉 ドラゴンをさがせ』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、カニグズバーグ作品集3) 2002.2 に所収
- 「ドラゴンをさがせ」は小島希里による翻訳。
- 『ジョコンダ夫人の肖像』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、岩波少年少女の本32) 1975.12
- 『誇り高き王妃 ジョコンダ夫人の肖像』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、カニグズバーグ作品集4) 2002.7 に所収
- 「誇り高き王妃」は小島希里による翻訳。
- 『ほんとうはひとつの話』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、岩波ものがたりの本) 1977.9
- 『クローディアの秘密 ほんとうはひとつの話』(E・L・カニグズバーグ、岩波書店、カニグズバーグ作品集1) 2001.12 に所収
脚注
- 松永ふみ子のページへのリンク