来原岩樋とは? わかりやすく解説

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来原岩樋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/25 01:53 UTC 版)

来原岩樋
所在地
設備・遊具 展望台
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来原岩樋(くりはらいわひ)は、島根県出雲市にある斐伊川高瀬川の取水口(水源)である。

着工年代は諸説あり、不明。完成年代は1700年元禄13年)[1]

概要

高瀬川開削のために作られた岩樋。斐伊川から大津・上来原・入ヶ池へ分水される起点となる[2]。現在は、高瀬川と間府川に配水されている。その割合は高瀬川85:間府川15となっている。[3] 高さ8m、幅2.5m[2]

作られた経緯は諸説あり。 2014年(平成26年)9月、日本最古級の連続閘門式の土木施設として土木学会選奨土木遺産に認定された[4][5]。 閘門式構造とは三段のゲートを上下に操作し、高瀬舟(昭和はじめ廃止[6][7])が岩樋を通過できるようにしたシステムである。

交通アクセス

脚注

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  1. ^ 『大梶七兵衛と高瀬川』 石塚尊俊 出雲市教育委員会 1987 p134
  2. ^ a b 『中国地方 地域づくりと土木のあゆみ くらしを支えた叡智』社団法人 中国建設弘済会 p86~87
  3. ^ 『出雲市大津町史』大津町史刊行委員会 1993 p238
  4. ^ 土木学会 選奨土木遺産
  5. ^ “出雲の来原岩樋が「土木遺産」に 最古級構造の取水口”. 産経新聞. (2014年10月23日). https://www.sankei.com/region/news/141023/rgn1410230012-n1.html 2018年11月28日閲覧。 
  6. ^ 『大梶七兵衛と高瀬川』 石塚尊俊 出雲市教育委員会 1987 p182
  7. ^ 『出雲市大津町史』大津町史刊行委員会 1993 p415

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