村井長道とは? わかりやすく解説

村井長道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 16:26 UTC 版)

村井 長道 (むらい ながただ、寛政9年(1797年) - 天保7年5月10日1836年6月23日)) は、加賀藩年寄。加賀八家村井家第9代当主。能楽研究家でもあった。

父は村井長世。養子は村井長貞通称は又六、靫負、又兵衛。初名は長恵。号は浩翁、浩斎、浩然道者、無間子。本姓は平氏(桓武平氏)。家紋は「丸ノ内上羽蝶」。

生涯

加賀藩年寄村井長世の子として生まれる。文化13年(1816年)、藩主前田斉広に初めて出仕し、新知2500石を与えられる。文政11年(1828年)、長世の死去により家督と1万6000石の知行を相続する。年寄として藩主前田斉泰に仕え、藩政を主導した。

天保7年(1836年)5月10日没。享年41。家督は加賀藩年寄奥村質直の子長貞が養子となって相続した。

人物

能楽謡曲に造詣が深く、世間の能楽愛好者が「謡曲八拍子」のような古書のみを尊重することに不満を持ち、能に使う仮面や装束の研究に没頭した。著作として、天保元年(1830年)「能面法則」「仮面集録」、天保2年(1831年)「面名集」「謡曲私言」、天保3年(1832年)「能面鑑定大概」がある。また、佐久間寛台の謡曲の注釈書「謡言粗志」の訂補を、河合良温、渋谷重武、勝木元直に命じた。

参考文献

}





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「村井長道」の関連用語

村井長道のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



村井長道のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの村井長道 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS