朴栄漢とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 朴栄漢の意味・解説 

朴栄漢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/25 08:42 UTC 版)

朴榮漢
誕生 (1947-09-14) 1947年9月14日
韓国 慶尚南道陜川郡
死没 (2006-08-23) 2006年8月23日(58歳没)
職業 小説家
言語 韓国語
国籍 韓国
活動期間 1978年 - 2006年
ジャンル 小説
代表作 「遥かに遠いソンバ川」
デビュー作 「遥かに遠いソンバ川」
テンプレートを表示
朴榮漢
各種表記
ハングル 박영한
漢字 朴榮漢
発音: パク・ヨンハン
英語表記: Yeonghan Park
テンプレートを表示

朴 榮漢(パク・ヨンハン、1947年9月14日 - 2006年8月23日)は韓国小説家慶尚南道陜川郡出身[1]

略歴

1947年、陜川郡で生まれる。釜山で高校を卒業するまで浮浪しながら文学の夢を見ていた。1970年、浮浪の生活を終えて、延世大学の国文科に入学したが、すぐ休学して入隊した。その後、困窮で絶望的な状況から逃れるため、ベトナム戦争の派兵を志願した。

1976年、30歳で大学を卒業し、翌年ベトナム戦争の体験を話した中編小説「遥かに遠いソンバ川」が 『世界の文学』に入選されて登壇した。1978年、「遥かに遠いソンバ川」を長編小説として書き直し出版してすぐ、ベストセラーになり、小説家としての地位を確立した。その後は創作に専念している。

自分の生々しい体験を基にした、現実的でありながらヒューマニズムの傾向が強い作品を書いてきた小説家である。ベトナム戦争は、朴榮漢文学の原点として評価される。「遥かに遠いソンバ川」以降の作品は、個人的な人生と集団の横暴について一貫した関心を表明している。つまり、戦争問題をテーマの領域に局限せず、あらゆ人間の痛みとして置き換えて扱っている。

受賞歴

  • 1978年、今日の作家賞
  • 1988年、東仁文学賞
  • 1988年、燕巖文学賞

主な作品

  • 1978年、머나먼 쏭바강 지구영웅전설(遥かに遠いソンバ川)[2]
  • 1980年、인간의 새벽(人間の朝方)
  • 1981年、노천에서(露天で)
  • 1988年、지옥에서 보낸(地獄で過ごした一季)
  • 1996年、장강(長川)
  • 2002年、 카르마(カルマ)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 박영한(朴榮漢)”. 韓国民族文化大百科事典. 2022年9月25日閲覧。
  2. ^ [1] 韓国現代文学大辞典 2014年閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「朴栄漢」の関連用語

朴栄漢のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



朴栄漢のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの朴栄漢 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS