昕天論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 15:13 UTC 版)
姚信は天文学にも博識で、『昕天論』を唱えた。「人は霊虫となりて、形は最も天に似ている。今の人々の下顎前は贅沢に胸に面して、うなじは背を覆う事が出来ない。その体は互いに近くにあるので、故に天の体は南は地に入るぐらい低く、北は少し高いことがわかる。また冬至に北極は低く、天の運行は南に近くて、故に日は人から遠くを去り、闘いは人から近くを去り、北天の気は至って、故に氷寒なり。夏至に北極は起きて、天の運行は北に近くて、故に闘いは行く人から遠くを去り、日は人から近くを去り、南天の気は至って、故に蒸熱なり。北極が起きている時には、日は地中の浅いところを通り、故に夜は短く、天は地より高くを去り、故に日が長くなる。北極が低い時は、日は地中の深いところを通り、故に夜は長く、天は地より下へ去り、故に日が短くなる。」
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