旧芦屋郵便局電話事務室とは? わかりやすく解説

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旧芦屋郵便局電話事務室

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 00:33 UTC 版)

旧芦屋郵便局電話事務室
情報
設計者 上浪朗逓信省
施工 森田組
事業主体 NTT西日本
構造形式 鉄筋コンクリート造
建築面積 732.0 m²
延床面積 1,694.44 m²
階数 2階建
竣工 1929年(昭和4年)
所在地 659-0066
兵庫県芦屋市大桝町5-23
座標 北緯34度43分48.0秒 東経135度18分22.8秒 / 北緯34.730000度 東経135.306333度 / 34.730000; 135.306333 (旧芦屋郵便局電話事務室)座標: 北緯34度43分48.0秒 東経135度18分22.8秒 / 北緯34.730000度 東経135.306333度 / 34.730000; 135.306333 (旧芦屋郵便局電話事務室)
文化財 登録有形文化財
指定・登録等日 2017年6月28日[1][2]
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旧芦屋郵便局電話事務室(きゅうあしやゆうびんきょくでんわじむしつ)は、兵庫県芦屋市大桝町に所在し、かつて電話交換局として使用された歴史的建築物(近代建築)。現在は、結婚式場・レストランの「芦屋モノリス」として利用されている。また、2017年(平成29年)には国の登録有形文化財に登録されている[1][2]

歴史

旧芦屋郵便局電話事務室は、逓信省技師の上浪朗が設計し、1929年(昭和4年)に竣工した。太平洋戦争時の1944年(昭和19年)頃には、防空迷彩のために茶色の外壁がコールタールで黒色に塗装され、次いで1968年(昭和43年)にはリシン吹付塗装で白色の外観となった[2]。1968年に電話加入者が増加し、別の場所に新しい電話交換局(芦屋別館)が設置されたため、1981年(昭和56年)に電話交換局としての役目を終えた。また、1986年(昭和61年)に保存改修工事が行われ、外壁に塗られたコールタールやリシン吹付塗装が除去された。現在は、1階が濃茶色、2階が薄茶色の2色のスクラッチタイルが貼り付けられた外壁で、新築当時の外観となっている[1]。その後、2004年(平成16年)まではNTT西日本のお客様専用窓口として使用され、新規固定電話の開設業務も行なっていた[3]

2004年(平成16年)にNTT西日本のお客様窓口が廃止され、2005年(平成17年)から結婚式場・レストラン「芦屋モノリス」として活用されている。

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b c 芦屋市教育委員会 『芦屋の文化財ハンドブック』 2015年 42ページ
  2. ^ a b c 芦屋市教育委員会 『芦屋の近代建築』 2019年 20ページ
  3. ^ 芦屋市教育委員会 『芦屋の近代建築』 2019年 21ページ

参考文献

  • 芦屋市教育委員会 『芦屋の文化財ハンドブック』 2015年
  • 芦屋市教育委員会 『芦屋の近代建築』 2019年
  • 円満字洋介 『京都・大阪・神戸 名建築さんぽマップ』 2016年
  • 藤村郁雄 『阪神間モダニズム 近代建築さんぽ』 2011年
  • 「阪神間モダニズム」展実行委員会 『阪神間モダニズム』 1997年

外部リンク




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