支配獲得後の持分の変動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 04:52 UTC 版)
「連結財務諸表」の記事における「支配獲得後の持分の変動」の解説
支配獲得後において、子会社株式の追加取得や一部売却などにより持分の変動が生じた場合には、次のように扱う。 子会社株式を追加取得した場合(親会社の持分が増加した場合)には、追加取得した株式に対応する持分を非支配株主持分から減額し、追加取得により増加した親会社の持分を追加投資額と相殺消去する。追加取得持分と追加投資額との間に生じた差額は、資本剰余金として処理する。 子会社株式を一部売却した場合(親会社の持分が減少した場合)には、売却した株式に対応する持分を親会社の持分から減額し、非支配株主持分を増額する。売却による親会社の持分の減少額と投資の減少額との間に生じた差額は、資本剰余金として処理する。 なお、国際財務報告基準(IFRS)においては、持分が増加した場合も減少した場合も、単に親会社持分と非支配株主持分の振替えを行うだけである。
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