揖斐二度桜とは? わかりやすく解説

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揖斐二度桜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 07:36 UTC 版)

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揖斐二度桜
所在地 岐阜県揖斐郡大野町大字南方字二度桜184番地2
樹種 ヤマザクラ (Cerasus jamasakura)
管理者 国の天然記念物
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揖斐二度桜(いびにどざくら)は、岐阜県揖斐郡大野町大字南方字二度桜184番地2にある、国の天然記念物指定の桜である。「飛騨・美濃さくら三十三選」に選定されている。

特徴

枝の拡大写真

ヤマザクラの変種と考えられている。一つの木にて、枝毎に「一重」と「八重」と異なったの2種類の花が咲く。また、八重の花は、一度しぼんでから再び開花する。このことから、二度桜と名づけられている。二度咲きするのは1本の桜の木で数個の花のみである。

幹周はは160cm、高さは8m、樹齢は140年と推測されている。

この桜は、2つの小さな古墳の上にたっている。

1923年3月7日、希少価値が認められ、国の天然記念物に指定された[1]。2009年2月に3本が追加指定され、計4本が指定されている。

天保時代の1838年、初代の揖斐二度桜は暴風雨の為倒木。この初代の根元からの若芽を育てて2代目として復活したが、この2代目も昭和初期の1934年に枯れてしまった。この2代目根元からでてきた4本の若芽を育て上げたのが、現在の揖斐二度桜(3代目)である。

過去、接木や種子からの育成など、この揖斐二度桜の繁殖を試みたが、あまりにも特殊な変種の桜のため、成功していない。

脚注

  1. ^ 文化庁国指定文化財等データベース

座標: 北緯35度27分10秒 東経136度37分20秒 / 北緯35.45278度 東経136.62222度 / 35.45278; 136.62222





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