扉をたたく人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/11 14:09 UTC 版)
| 扉をたたく人 | |
|---|---|
| The Visitor | |
| 監督 | トム・マッカーシー |
| 脚本 | トム・マッカーシー |
| 製作 | メアリー・ジェーン・スカルスキー マイケル・ロンドン |
| 製作総指揮 | オマー・アマナット ジェフリー・スコール リッキー・ストラウス クリス・サルヴァテッラ |
| 出演者 | リチャード・ジェンキンス |
| 音楽 | ヤン・A・P・カチュマレク |
| 撮影 | オリヴァー・ボーケルバーグ |
| 編集 | トム・マカードル |
| 製作会社 | パーティシパント・プロダクションズ グラウンズウェル・プロダクションズ K5インターナショナル |
| 配給 | ロングライド |
| 公開 | |
| 上映時間 | 103分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 興行収入 | $15,164,738(全世界) |
『扉をたたく人』(とびらをたたくひと、原題:The Visitor)は、2008年のアメリカ映画。
概要
これまで脇役として多くの映画に出演してきたリチャード・ジェンキンスの初主演作品。
全米封切時はわずか4館のみでの公開だったが、最終的に270館まで拡大され、6か月間にわたるロングランとなった。
あらすじ
コネチカット州で大学教授をしている62歳のウォルター(リチャード・ジェンキンス)は、妻を亡くし、心を閉ざしていた。ある時、学会のためにニューヨークに出張し、滞在のために別宅のアパートを訪れるが、そこには見知らぬ外国人のカップルがいた。ふたりはジャンベ奏者のシリア系男性タレク(ハーズ・スレイマン)と、アクセサリーを作って売るセネガル系女性のゼイナブ(ダナイ・グリラ)といい、詐欺にあってウォルターの家を貸されたのだった。やむを得ず共同生活を始めた彼らだったが、陽気なタレクはウォルターにジャンベの演奏法を教え、ストリートセッションに誘った。初めての体験に充実感を覚えるウォルター。しかし、タレクは地下鉄無賃乗車を疑われて逮捕され、不法滞在の身を暴かれてしまった。何とかして彼を釈放させようと奔走するウォルターの前に、タレクの母であるモーナ(ヒアム・アッバス)が現われる。
キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| ウォルター・ヴェイル | リチャード・ジェンキンス | 佐々木敏 |
| モーナ | ヒアム・アッバス | 一城みゆ希 |
| タレク | ハーズ・スレイマン | 桐本琢也 |
| ゼイナブ | ダナイ・グリラ | 佐古真弓 |
| バーバラ | マリアン・セルデス | |
| カレン | マギー・ムーア | |
| チャールズ | マイケル・カンプステイ | |
| ジャコブ | リチャード・カインド | |
| ミスター・シャー | アミール・アリソン |
スタッフ
- 監督・脚本:トム・マッカーシー
- 製作:メアリー・ジェーン・スカルスキー、マイケル・ロンドン
- 製作総指揮:オマール・アマナット、クリス・サルヴァテッラ、ジェフリー・スコール、リッキー・ストラウス、ジョン・ウォルデンバーグ
- 撮影:オリヴァー・ボーケルバーグ
- プロダクションデザイン:ジョン・ペイノ
- 衣装:メリッサ・トス
- 編集:トム・マカードル
- 音楽:ヤン・A・P・カチュマレク
- 音楽監修:メアリー・ラモス
- キャスティング:ケリー・バーデン、ステファン・フェンキノス、ビリー・ホプキンス、ポール・シュニー、スザンヌ・スミス
- ライン・プロデューサー:パティ・ロング、バーゲン・スワンソン
賞歴
- 第81回アカデミー賞
- ノミネート:主演男優賞
- 第24回インディペンデント・スピリット賞
- 受賞:監督賞
- ノミネート:主演男優賞、助演男優賞
- 第14回放送映画批評家協会賞
- ノミネート:主演男優賞
- 第13回サテライト賞
- 受賞:脚本賞、主演男優賞
- ノミネート:監督賞
- 2008年度ニューヨーク・ポスト紙が選ぶトップ10作品
- 第18回ゴッサム賞
- ノミネート:作品賞、アンプル演技賞
- 第7回メソッド・フェスト映画祭
- 受賞:長編監督賞、主演男優賞、助演女優賞
- 2008年女性映画ジャーナリスト連合EDA賞
- ノミネート:脚本賞、主演男優賞
- 2008年セントルイス国際映画祭
- 受賞:音楽賞
- ノミネート:主演男優賞
- 2008年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
- トップ10インディーズ映画選出
- 受賞:スポットライト賞
- ワシントンDC映画批評家協会賞
- ノミネート:脚本賞、主演男優賞
- 2008年ヒューマニタス賞
- ノミネート:サンダンス映画部門
- LA.com賞
- 受賞:助演女優賞
- デンバー映画祭
- 受賞:素晴らしい演技に贈る賞
- 2008年モーション・ピクチャー・クラブ・アワード
- 受賞:今年の男性スター
- 2008年モスクワ国際映画祭
- 受賞:主演男優賞
- 2008年フランドル国際映画祭
- 受賞:特別実績賞
- 2008年ドーヴィル映画祭
- 受賞:グランプリ
- ペイスト・マガジン誌
- 2008年度ベスト10作品中5位
外部リンク
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