後天性真皮メラノサイトーシスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 後天性真皮メラノサイトーシスの意味・解説 

後天性真皮メラノサイトーシス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/11 21:21 UTC 版)

後天性真皮メラノサイトーシス: Acquired dermal melanocytosis)は、に発生する後天性皮膚疾患の一つ。ADMと略されることもある。

両側性遅発性太田母斑様色素斑とも呼ぶ。従来は、両側性太田母斑の亜型[1]とされていたが、現在は、独立疾患として扱うのが標準的になってきている[2]

原因・症状・治療

原因

遺伝性も高いとされるが、加齢、日焼け、ホルモンバランスの崩れなどの影響が考えられている[3]

症状

の両端、頬骨部、鼻翼部などに、直径1-3 mm[2]のおよそ灰褐色の色素斑が、幾つかまとまって出現する(真皮層にメラニンがある状況)。

小さな点の集合であるためにシミのように見えるが、実際はの一種として分類される。

メラニンの深さの程度により、茶褐色→灰色→青と進行変化するため、患部の色はさまざまである[4]

主な患者層は、思春期から中年の女性で、特に日本人や中国人に多いといわれる[2]

治療・診断

レーザー治療が効果的とされる。患部に肝斑などが混在していると判別が難しいが、左右対称に発生することが多いのが特徴となっている[1]

脚注

関連文献

  • Rapini, Ronald P.; Bolognia, Jean L.; Jorizzo, Joseph L. (2007). Dermatology: 2-Volume Set. St. Louis: Mosby. ISBN 1-4160-2999-0 
  • Aesthtetic Dermatology Vol.19. No 4 December 2009 村上喜美子・溝口昌子『対称性真皮メラノーシスの臨床と発症病態』



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「後天性真皮メラノサイトーシス」の関連用語

後天性真皮メラノサイトーシスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



後天性真皮メラノサイトーシスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの後天性真皮メラノサイトーシス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS