形式論理学と文法とは? わかりやすく解説

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形式論理学と文法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/22 02:36 UTC 版)

述語」の記事における「形式論理学と文法」の解説

そもそも述語とは、形式論理学における命題のB(Aについて語る事柄)に当たるものを、アリストテレースがギリシア語で古希: κατηγορούμενον (katēgorūmenon)と表現したことにさかのぼるという。これが、その後ラテン語でpraedictumと表現され、論理学及び文法の用語として次第に定着、今日のヨーロッパ諸言語でも継承され(例えば英語predicate)、また他の言語でも用いられる様になり、日本でも述語と訳してきたものである(形式論理学では賓辞とも、文法では述部とも訳す)。特定の言語を超えてただという形の命題だけを扱う形式論理学では、述語を上のように約束すればよいにしても、各言語の様々の文型を対象とする文法においては、果たして文法上の述語とは何かを改めて問う必要がある。だが、その文法上の述語とされてきたものは、実は論理学をいさかれて純粋に今日の言語学(文法理論)の観点から吟味し直してみても、確かに妥当な(そう認められるだけの根拠を持つ)ものの様である。ヨーロッパ諸言語が、文法上、際立った文成分を主語と呼んで他の文成分と別格に扱い、一般に、残りを述語と呼んで文を二分してきたのは、確かに自然なことであると頷ける。

※この「形式論理学と文法」の解説は、「述語」の解説の一部です。
「形式論理学と文法」を含む「述語」の記事については、「述語」の概要参照ください

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