弓削大橋とは? わかりやすく解説

弓削大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 00:30 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
弓削大橋

弓削大橋(ゆげおおはし)は、愛媛県弓削島佐島との間に架かる橋梁。上島架橋構想の一環で、最初に着工、完成した。斜張橋1996年3月開通。

建設の経緯

越智郡弓削町(現・同郡上島町)は、愛媛県の東北端に位置し、広島県境に接する、弓削島・佐島・他2つの島からなる。しかしながら、離島であることから、社会的にも経済的にも多くの課題を抱えていた。佐島(当時人口約900人)では、弓削町の中心地であり、役場もある弓削島と海峡を隔てていることから、受療、就学など生活、経済活動の面で大きな支障があった。このため、弓削島と佐島とを結ぶ架橋は、島民の長年の悲願であった。

この実現に向け、愛媛県と弓削町では1989年度(平成元年度)より「弓削大橋建設事業」を事業化し、詳細な調査や計画を進め、1990年度(平成2年度)から主橋梁の下部工事に着工し、1996年(平成8年)3月開通した。

弓削大橋の完成は、弓削島と佐島の一体化はもとより、交通の安全確保・時間短縮さらには、町土の有効利用とあいまって、住民生活の向上、地域産業の振興、地域の活性化に大いに寄与することが期待された。なお、本四架橋(瀬戸内しまなみ海道)以外では、愛媛県最初の島しょ部架橋となる(越智郡(旧)関前村は広島県側と繋がった)。

建設のあゆみ

  • 1969年度 上島諸島総合開発協議会結成
  • 1971年度 上島諸島総合開発協議会「上島諸島架橋計画書」作成
  • 1973年度 越智郡島部架橋促進協議会結成
  • 1973年度 愛媛県「越智郡島しょ部道路整備計画および架橋予備計画書」作成
  • 1973 - 1975年度 建設省「西瀬戸島しよ部交通体系調査」
  • 1980 - 1986年度 愛媛県単独費による弓削大橋関連基礎調査
  • 1988年7月 愛媛県弓削大橋架橋検討委員会、県単独薯による橋梁概略設計
  • 1989年度 町道佐島循環線橋梁整備(国庫補助)事業として採択
  • 1990年7月 愛媛県が弓削町より事業受託
  • 1990年11月 愛媛県、主橋梁下部工事着手
  • 1996年3月 開通

(弓削町の資料から抜粋)

概要

  • 路線名:一級町道 佐島循環線(当時)
  • 区間:愛媛県越智郡弓削町太田 - 佐島(いずれも当時の地名表記)
  • 道路規格:第3種第3級
  • 延長:980m
  • 航路高:21m
  • 事業期間:1989年度 - 1995年度
  • 総事業費:32.5億円(概算)

弓削大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 19:39 UTC 版)

上島架橋」の記事における「弓削大橋」の解説

弓削島とその西側佐島の間については、既に「弓削大橋」が1996年3月完成している。

※この「弓削大橋」の解説は、「上島架橋」の解説の一部です。
「弓削大橋」を含む「上島架橋」の記事については、「上島架橋」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「弓削大橋」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「弓削大橋」の関連用語

弓削大橋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



弓削大橋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの弓削大橋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの上島架橋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS