市川荒次郎 (初代)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 市川荒次郎 (初代)の意味・解説 

市川荒次郎 (初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/04/25 00:00 UTC 版)

初代 市川荒次郎(しょだい いちかわ あらじろう、嘉永3年7月2日1850年8月9日) - 明治40年(1907年8月2日)は明治の歌舞伎役者。本名は中村 荒次郎(なかむら あらじろう)。屋号大黒屋俳名に梅叶。実の兄に3代目中村寿三郎、初代市川左團次がいる。

父は役者の結髪職人中村清吉。大坂に生まれる。実兄初代市川左團次とともに四代目市川小團次の門人となる。市川赤子の名で安政3年 (1856) 初舞台。市川福蔵、本名の中村荒次郎、中村叶などを経て明治3年 (1870)『有職鎌倉山』(鎌倉山)の三浦荒次郎を五代目尾上菊五郎の代役で勤めたが、これが縁で市川荒次郎と改名したといわれている。

大柄で恰幅のいい体格で立役を得意とした。『関取千両幟』(千両幟)の鉄ヶ嶺、『祇園祭礼信仰記』(金閣寺)の松永大膳などが当たり役。温厚な性格で、もっぱら兄左團次の舞台の脇を固めた。子は戦後長らく活躍した名脇役二代目市川荒次郎





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「市川荒次郎 (初代)」の関連用語

市川荒次郎 (初代)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



市川荒次郎 (初代)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの市川荒次郎 (初代) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS