巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女の意味・解説 

巨大な赤い龍

(巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 04:57 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ブルックリン美術館所蔵『巨大な赤い龍と太陽を着た女』
ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵『巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女』
ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵『巨大な赤い龍と海から上がってきた獣』
ローゼンバッハ博物館・図書館所蔵『獣の数字・666』

巨大な赤い龍The Great Red Dragon paintings)は、1805年から1810年頃にウィリアム・ブレイクによって描かれた水彩画の作品群である[1]。ブレイクはこの時期に任命を受け、聖書の挿絵として100点以上の絵画を制作している。これらの絵画はヨハネの黙示録の様々な場面に登場する「巨大な赤い龍」を描いている[2]

また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな、赤い龍がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。
『口語 新約聖書』ヨハネの黙示録 12章3節

絵画

巨大な赤い龍と太陽を着た女

巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女

  • 原題:『The Great Red Dragon and the Woman Clothed with the Sun』
  • 上述するブルックリン美術館所蔵の作品と同じ主題を描いた作品だが、異なる視点から描かれており、人物の配置も異なっている。
  • 高さ:40.8cm、幅:33.7cm[4]
  • ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵

巨大な赤い龍と海から上がってきた獣

獣の数字・666

  • 原題『The Number of the Beast is 666』
  • 高さ:40.6 cm、幅:33.0 cm[6]
  • ローゼンバッハ博物館・図書館英語版所蔵

メディアにおける扱い

絵画『巨大な赤い龍と太陽を着た女』 (The Great Red Dragon and the Woman Clothed in Sun) はトマス・ハリスの小説『レッド・ドラゴン』(作中では名前を『巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女』(The Great Red Dragon and the Woman Clothed with the Sun) と取り違えている)、及びその映画作品『レッド・ドラゴン』『刑事グラハム/凍りついた欲望 』とテレビドラマ『ハンニバル』で重要な役割を果たしている。敵役のフランシス・ダラハイドはこの絵に対して執着を見せている。ダラハイドはドラゴンが自分の力を解き放つと信じており、やがては「ドラゴンになって」家族全員を殺して回る。ダラハイドは更にブルックリン美術館を訪れて絵を食べてしまうほか、背中にはドラゴンのタトゥーを入れている。

2019年の映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では絵の龍がキングギドラと言われている。

オックスフォードワールドクラシックス(オックスフォード大学出版局による世界の古典を集めた叢書)の『The Private Memoirs and Confessions of a Justified Sinner』では表紙に『巨大な赤い龍と太陽を着た女』が使用されている[7]

外部リンク

出典

  1. ^ Artcyclopedia”. 2021年12月3日閲覧。
  2. ^ 聖ヨハネ黙示録
  3. ^ Brooklyn Museum”. 2021年12月3日閲覧。
  4. ^ National Gallery of Art”. 2021年12月3日閲覧。
  5. ^ National Gallery of Art”. 2021年12月3日閲覧。
  6. ^ Rosenbach Museum & Library”. 2021年12月3日閲覧。
  7. ^ The Private Memoirs and Confessions of a Justified Sinner”. Oxford World's Classics. Oxford University Press. 2021年12月2日閲覧。

巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 04:57 UTC 版)

巨大な赤い龍」の記事における「巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女」の解説

原題:『The Great Red Dragon and the Woman Clothed with the Sun上述するブルックリン美術館所蔵作品と同じ主題描いた作品だが、異な視点から描かれており、人物の配置異なっている。 高さ:40.8cm、幅:33.7cm ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵

※この「巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女」の解説は、「巨大な赤い龍」の解説の一部です。
「巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女」を含む「巨大な赤い龍」の記事については、「巨大な赤い龍」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女」の関連用語

巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの巨大な赤い龍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの巨大な赤い龍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS