川島皇子に関する和歌作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 01:00 UTC 版)
「川島皇子」の記事における「川島皇子に関する和歌作品」の解説
『万葉集』に柿本人麻呂の挽歌が残されている。 川島皇子の殯宮の時、柿本朝臣人麿が泊瀬部皇女に献れる歌一首、また短歌飛ぶ鳥の 明日香の川の 上つ瀬に 生ふる玉藻は 下つ瀬に 流れ触らふ 玉藻なす か寄りかく寄り 靡かひし つまの命の たたなづく 柔膚すらを 剣刀 身に添へ寝ねば ぬば玉の 夜床も荒るらむ そこ故に 慰めかねて けだしくも 逢ふやと思ほして 玉垂の 越智の大野の 朝露に 玉藻はひづち 夕霧に 衣は濡れて 草枕 旅寝かもする 逢はぬ君故 反歌一首敷布の袖交へし君玉垂の 越智野に過ぎぬまたも逢はめやも
※この「川島皇子に関する和歌作品」の解説は、「川島皇子」の解説の一部です。
「川島皇子に関する和歌作品」を含む「川島皇子」の記事については、「川島皇子」の概要を参照ください。
- 川島皇子に関する和歌作品のページへのリンク