岩瀬運河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/31 13:34 UTC 版)
岩瀬運河 | |
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岩瀬運河と観光船「fugan」
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種別 | 水平式運河 |
延長 | 約1.5 km |
平均流量 | -- m3/s |
流域面積 | -- km2 |
水源の標高 | 0 m |
河口・合流先 | 富山港(富山県富山市) |
流域 | 富山県 |
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岩瀬運河(いわせうんが)は、富山県富山市にある運河である。延長約1.5km(造成当初は2.506km)、水深2.0m、幅員60m[1]。
概要
富岩運河が造成されて5年後の1940年(昭和15年)3月に造成された[2]運河で、貯木場としても利用され富山市北部の工業発展に貢献した。現在は運河沿いに遊歩道が整備され、富岩運河水上ラインの観光船が毎日運行している。
地理
上流では三菱レイヨン富山工場と富山競輪場の間を流れ、下流では岩瀬の街中を下っていき、富山港に合流して富山湾へ接続している。
歴史
岩瀬運河は1940年(昭和15年)に開削した運河である。この運河は工業地帯の更なる拡大の為に、南方2km先にある住友運河と接続する計画があったが実行はされなかった。
現在では沢山の漁船やレジャーボートが停泊する他、富岩運河水上ラインの乗降場があり始終点となっている。
流域の観光名所
- 富岩運河水上ライン - 富岩運河環水公園との間を毎日2往復程度運行されている観光船で、この路線の年あたり利用客は2万人を超える[3]。
- 岩瀬カナル会館 - 富岩運河水上ラインの乗車受付が出来る。レストランや売店、歴史資料館などがある。
- 富山競輪場
- 岩瀬の古い街並み - 北前船で栄えた港町で、廻船問屋の大店の建物などが残る。
- 岩瀬浜海水浴場 - ホタルイカの身投げが見られることで知られる。
橋梁
富山県道30号と富山ライトレール線の橋の他、下流に赤い歩道橋がある。
生態
アジなどがよく釣れる、隣接する神通川河口部とは違いアカエイは殆ど釣れない。
脚注
- ^ 東岩瀬郷土史編纂会編、『東岩瀬郷土史 近代百年のあゆみ』(103頁)、1974年(昭和49年)3月、東岩瀬郷土史編纂会
- ^ 東岩瀬郷土史編纂会編、『東岩瀬郷土史 近代百年のあゆみ』(103頁)、1974年(昭和49年)3月、東岩瀬郷土史編纂会
- ^ 富岩運河を利用した観光振興への取り組み―水上ラインの事例を中心に―富山大学
参考文献
関連項目
外部リンク
- 岩瀬運河のページへのリンク