小松陣屋とは? わかりやすく解説

小松陣屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 05:59 UTC 版)

小松陣屋(こまつじんや)は、愛媛県西条市小松町新屋敷(伊予国新居郡)にあった陣屋で、小松藩藩庁である。

概要

陣屋は、寛永13年(1636年)に一柳直頼によって築かれた。直頼は伊勢国神戸城一柳直盛の三男で、父直盛が伊予国西条へ移封となり、途中大坂にて没してしまい、直盛が遺領の内、1万石を分知され陣屋を構えたのに始まる。

直頼以降小松の地を領し、9代頼明の時、明治維新を迎えた。

陣屋は2つの櫓門と3つの門があり、太鼓櫓が上げられ藩邸と御殿と家臣の住居、厩などがあった。戊辰戦争へは新政府軍として参戦している。

遺構

住宅化の波が押し寄せるなか、武家屋敷が現在も残っている。菩提寺の仏心寺には供待、御霊屋門、庫裡(会所建物)が現存している。門としてはどこの門か定かではないが、宗像神社の門(新居浜市八雲町10-13)に、坂下門が徳蔵寺山門(市内広江364-1)と言われる。御竹門が覚法寺山門(市内氷見乙1136)に、太鼓櫓が明勝寺に移築されている。

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