小交響曲 (プフィッツナー)
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小交響曲ト長調作品44 (Kleine Sinfonie G-Dur)はハンス・プフィッツナーが1939年に作曲した交響曲。初演は同年ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団により行われた。
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楽器編成
フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、トランペット、ハープ、シンバル、弦五部
演奏時間
約20分。
楽曲構成
- 第1楽章 Gemachlich(Moderato)
- ト長調 2/2拍子 ソナタ形式。 第1ヴァイオリンが第1主題を提示した後、他の弦楽器が加わっていき、オーボエが新たな動機を奏する。第2主題は弦に提示される。
- 第2楽章 Allegro。
- ニ短調 6/8拍子 自由な三部形式。スケルツォ主題はトランペットと弦により演奏される。中間部は第1部の動機も用いてチェロが叙情的な主題を提示する。その後、冒頭の主題の再現である第3部が現れる。結尾はクラリネットの穏やかな旋律で締めくくられる。
- 第3楽章 Adagio
- ト短調 4/4拍子 二部形式。
- 第4楽章 Heiter beweget(Allegretto)
- ト長調 6/8拍子ソナタ形式。フルートが第1主題を提示する。
参考文献
- 最新名曲解説全集2 交響曲II(音楽之友社)
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