安治川橋梁 (大阪環状線)とは? わかりやすく解説

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安治川橋梁 (大阪環状線)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/05 04:53 UTC 版)

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安治川橋梁
安治川下流側から見た安治川橋梁
基本情報
日本
所在地 大阪市 此花区西九条 - 港区波除
交差物件 旧淀川(安治川)
用途 鉄道橋
路線名 JR西日本 大阪環状線
管理者 JR西日本
着工 1959年4月
竣工 1961年
開通 1961年4月25日
座標 北緯34度40分38.79秒 東経135度27分42.54秒 / 北緯34.6774417度 東経135.4618167度 / 34.6774417; 135.4618167
構造諸元
形式 ランガー橋(アーチ橋
材料 鋼製
全長 173.6m
桁下高 平均高水位上10.12m
最大支間長 120m
地図
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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安治川橋梁(あじがわきょうりょう)は、JR西日本大阪環状線西九条駅弁天町駅の間の旧淀川(安治川)に架橋されている全長173.6mの鉄道橋

旧淀川は船の航路となっているため河中に橋脚を持っておらず、この部分の中央支間は120.0mである。また旧淀川両岸の道路上空も同時に越えるため、右岸側支間24.5mと左岸側支間28.5mの部分を含め、全長173.6mの橋梁となっている。

また、船舶航路上空は最低10m桁下を確保する必要があったため、桁下は平均高水位上10.12mで建設されている。

歴史

1959年昭和34年)4月に橋脚基礎工事が開始された。橋脚基礎は橋梁の荷重6,500トンに耐えるため、7m×1mの矩形ケーソンを深さ35mの天満層に達するまで掘り下げ設置されている。また、橋梁の架設時には1日数百隻が行き交う旧淀川の航路を閉鎖せず施工するため、両側の橋脚上に高さ38mの仮設鉄塔を設け、鉄塔間に張り渡されたケーブルからハンガーロープにより橋体を吊り下げながら架設する「ケーブルエレクション工法」が用いられた。横桁とアーチの下弦材は1960年6月に取付が完了し、その後アーチの上弦材の取付が行われ橋梁が完成した。

完成した橋梁は蒸気機関車によって踏み固められた後、1961年(昭和36年)4月25日に西九条駅と境川信号場の間の橋梁として開通した。

参考文献




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