大審裁判所移転計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/30 17:30 UTC 版)
「パレ・ド・ジュスティス (パリ)」の記事における「大審裁判所移転計画」の解説
2017年に、各区に分散している小審裁判所、大審裁判所及び司法警察がすべてバティニョール17区 (パリ)のパリ司法都市(建設予定)に移転する見込みである。実際、現在のパレ・ド・ジュスティスは約90000m²であり、大審裁判所には37000m²、控訴院には15000m²しか割り当てられていないが、いずれも現在の2倍程度の面積が必要とされている。司法省 (フランス)によれば、裁判所の面積は、パリ以外の大きな裁判所では1人当たり25m²から30m²であるのに、パリでは1人当たり13m²しかない。 この計画が実行されると、シテ島に残るのは、破棄院、控訴院(fr)、移転してくる労働審判所(現在は10区 (パリ)の27 rue Louis-Blancにある。)となる。同様にシテ島のrue Chanoinesseには国立司法学院が残る。 なお、2012年末、この計画は、27億ユーロに及ぶその予算額を勘案して、クリスチャーヌ・トビラ司法大臣によって一時停止されたが、2013年1月、ジャン=マルク・エロー首相によって、この計画の実行が最終確認され、建築契約も再交渉された。
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