夢の樹 (デュティユー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 05:48 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『夢の樹』(ゆめのき、L'arbre des Songes )は、アンリ・デュティユーが作曲したヴァイオリン協奏曲。
概要
このヴァイオリン協奏曲は、1983年から1985年にかけて作曲され、元々はアイザック・スターンの還暦を祝うために作曲された。しかしその時期に完成することが出来なかったため、結局1985年11月5日、パリのシャンゼリゼ劇場で、スターンの独奏ヴァイオリン、ロリン・マゼール指揮のフランス国立管弦楽団によってようやく初演された。
デュティユーの協奏的作品は、この曲の他に、チェロ協奏曲『はるかなる遠い国へ』(Tout un monde lointain… )、ヴァイオリンと管弦楽のための夜想曲 『一つの和音の上で』(sur le même accord)の2曲が知られている。
構成
全体は大きく分けると4つの部分から成っているが、それぞれのあいだに「間奏」が挿入されているので、細かく見れば7つの部分となっている。演奏時間は約23分。
- リーブルマン(自由に)-
- 間奏1-
- ヴィフ(快活に)-
- 間奏2-
- ラン(ゆっくりと)-
- 間奏3-
- ラルジュ・エ・アニメ(ゆとりを持って生き生きと)
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