境正一郎とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 境正一郎の意味・解説 

境正一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 09:47 UTC 版)

さかい しょういちろう
境 正一郎
生誕 1928年????
日本 栃木県鹿沼市
国籍 日本
研究分野 作用素環論
研究機関 日本大学ペンシルバニア大学
出身校 東北大学
主な業績 作用素環論における微分論とその応用
主な受賞歴 日本数学会秋季賞
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

境 正一郎(さかい しょういちろう、1928年 - )は、日本数学者。公益財団法人川井数理科学財団理事長。専門は作用素環論。

人物

1928年 栃木県鹿沼市生まれ。1953年 東北大学卒業、1961年 東北大学にて博士号[1]を取得。 1960年から1964年まで早稲田大学の教員を務めた後、ペンシルバニア大学に移り1966年から1979年まで教授の職にあった。また1997年に退職するまで日本大学文理学部教授を務めていた。退職後は東北大学理学部内にある数理科学振興のための公益財団法人川井数理科学財団の理事長[2]を務めている。

主な業績は「作用素環論における微分論とその応用」[3]である。「ノイマンが数学の一分野として確立した作用素環論は、荒木不二洋、境正一郎、竹崎正道、冨田稔など日本人の著しい活動とアラン・コンヌヴォーン・ジョーンズらの研究によりさらに発展した」と言われている[4]

また、Springer-Verlag社から出版(再版)されている "C *-algebras and W *-algebras" は、分野の教科書として広く使われている。

著作

  • "C *-algebras and W *-algebras", Springer-Verlag 1971, Ergebnisse der Mathematik und ihrer Grenzgebiete, Volume 60, ISBN 3-540-63633-1 (republished in 1998 in Classics in Mathematics)
  • "Operator algebras in dynamical systems, the theory of unbounded derivations in C*-algebras," Cambridge University Press (1991), ISBN 0-521-40096-1

受賞および講演歴

  • 1978年 ICM 1978 Helsinki 招待講演[5]
  • 1992年 日本数学会秋季賞[3]
  • 2013年 アメリカ数学会フェロー[6]

外部リンク

脚注




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  境正一郎のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「境正一郎」の関連用語

境正一郎のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



境正一郎のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの境正一郎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS