カルボン酸塩化物
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/31 20:08 UTC 版)
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カルボン酸塩化物(カルボンさんえんかぶつ、carboxylic acid chloride)は、R-C(=O)-Cl と表される構造を持つカルボン酸の誘導体のこと。カルボン酸ハロゲン化物、酸塩化物(アシルクロライド(acyl chloride))の一種。一般に、母体のカルボン酸よりも反応性が高まっており求電子剤としての性質を示す。
反応
カルボニル炭素に結合する塩素の存在によりその求電子性が大きく向上するため、反応性がカルボン酸に比べて格段に大きい。また、塩化物イオンは脱離しやすく容易に求核剤と入れ替わる。そのためカルボン酸塩化物はエステル、アミド、カルボン酸無水物を合成するための基質として頻繁に用いられる。また、水とも反応し、加水分解してカルボン酸を与える。それらのほとんどの反応ではカルボン酸塩化物由来の塩素と求核剤由来の水素とでHCl(塩化水素または塩酸)を形成する。
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(例)
カルボン酸塩化物と同じ種類の言葉
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