堅田藩とは? わかりやすく解説

堅田藩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/24 10:59 UTC 版)

堅田藩(かたたはん[1]/かただはん)は、近江国滋賀郡高島郡に所領を有し、滋賀郡本堅田村の堅田陣屋(現在の滋賀県大津市本堅田)に藩庁を置いた藩[2][3][4][5]。1698年、下野国佐野藩主の堀田正高が1万石で入封した。6代藩主堀田正敦のときに1万3000石に加増され、1826年には居所(藩庁)を父祖の地である佐野に移したため、堅田藩は廃藩となったとみなされる。ただし、堅田周辺は佐野藩堀田家の領地として廃藩置県まで続いている。


注釈

  1. ^ 「佐野」は広域地名であった。江戸時代初期の佐野藩佐野氏が藩庁を置いた「佐野城」や、その城下町である「佐野町」からは1km近く南に離れた郊外に位置する。正高の入封時、「佐野町」周辺は彦根藩井伊家の飛地領であった(佐野藩参照)。

出典

  1. ^ a b 藤田恒春. “堅田藩”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 2022年2月18日閲覧。
  2. ^ a b c 堅田陣屋”. 日本の城がわかる事典. 2022年2月18日閲覧。
  3. ^ a b 滋賀県立図書館(回答). “江戸時代近江にあった堅田藩について知りたい。”. レファレンス協同データベース. 2022年2月18日閲覧。
  4. ^ a b 堅田藩陣屋(本堅田1)”. 大津のかんきょう宝箱. 2022年2月18日閲覧。
  5. ^ 二木謙一監修・工藤寛正編「国別 藩と城下町の事典」東京堂出版、2004年9月20日発行(397ページ)
  6. ^ 滋賀県立図書館(回答). “近江にあった堅田(かたた)陣屋の所在地などのほか、その歴史を知りたい。”. レファレンス協同データベース. 2022年2月18日閲覧。
  7. ^ a b 堅田と比良山麓の村々”. 大津歴史博物館. 2022年2月18日閲覧。
  8. ^ a b c 本堅田(近世)”. 角川地名大辞典(旧地名). 2022年2月18日閲覧。
  9. ^ 植野村(近世)”. 角川地名大辞典(旧地名). 2022年2月18日閲覧。
  10. ^ 奥田謙一. “佐野藩”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 2022年2月18日閲覧。
  11. ^ a b c 水元邦彦 2016, p. 18.
  12. ^ 水元邦彦 2016, pp. 19–20.
  13. ^ 水元邦彦 2016, p. 22.
  14. ^ a b c d 東谷智 2017, p. 25.


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