土屋伝作
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土屋 伝作(つちや でんさく、1893年(明治26年)3月7日[1][2] - 没年不詳)は、朝鮮総督府官僚。
経歴
山梨県出身[3]。1914年(大正3年)、東京帝国大学農科大学獣医学実科を卒業[4]。朝鮮に渡って逓信書記となり[5]、1921年(大正10年)に高等試験行政科に合格した[3]。黄海道内務部学務課長、咸鏡南道内務部学務課長、同地方課長、平安南道地方課長、全羅北道財務部長、黄海道警察部長、全羅南道警察部長を歴任した[3][1]。1932年、総督官房外事課勤務となり、新京、奉天に駐在した[3]。咸鏡北道内務部長を経て、1934年に釜山府尹に就任し、さらに大邱税務監督局長に転じた[3][1]。
退官後、朝鮮金融組合連合会理事・事業部長を務めた[1]。
脚注
- ^ a b c d 大衆人事録 1943.
- ^ 『輓近大日本拓殖史』では1891年3月7日生まれ。
- ^ a b c d e 朝鮮人事興信録 1935, p. 308.
- ^ 輓近大日本拓殖史 1934.
- ^ 『輓近大日本拓殖史』では逓信局書記として東京逓信局経理課に勤務。
参考文献
- 『輓近大日本拓殖史』日本行政学会、1934年。
- 『朝鮮人事興信録』朝鮮人事興信録編纂部、1935年。
- 帝国秘密探偵社編 『大衆人事録 第14版』帝国秘密探偵社、1943年。
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