南京神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 08:55 UTC 版)
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南京神社(ナンキンじんじゃ)は、かつて中国の南京市に存在した神社で、鼓楼区五台山に位置する。
歴史
南京に神社を創設する構想は日中戦争前から存在した。日中戦争により、この構想の実現可能性は現実味を帯びることになった。1939年5月7日、居留民会は五台山に神社を作ることを決議した。費用は現地の日本人住民の募金で賄った[1]:66,68。神社の工事は1941年10月から始まり、1943年11月2日に鎮座祭が行われ、1944年に竣工した[1]:67。
1946年、国民政府は南京神社を中国抗戦陣亡将士紀念堂に改造した[2]。
中華人民共和国の成立後には江蘇省体育局がスポーツ関連施設として使用した[1]。1980年代には住宅団地の建設に伴う解体が検討されたが、建築学者が保存を訴えて、1992年ごろに南京市級文物保護単位に指定された[1]。現在は拝殿の部分だけ現存し、本殿は鉄筋コンクリート造に改築された[1]。
出典
- ^ a b c d e 李百浩、松本康隆「日本の敗戦後における旧南京神社の歩み -なぜ南京で社殿が壊されなかったのか-」『非文字資料研究』第13巻、神奈川大学日本常民文化研究所 非文字資料研究センター、2016年9月30日、63-80頁、ISSN 2432-5481。
- ^ 李殿君; 吴瞳. “探访南京仅存二战时期日本神社 现出租给公司办公(图)” (中国語). 中国新聞網. 中新社. オリジナルの2012年7月21日時点におけるアーカイブ。 2020年5月19日閲覧。
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