北海の暴れん坊とは? わかりやすく解説

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北海の暴れん坊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/11 13:38 UTC 版)

北海の暴れん坊
橋幸夫シングル
初出アルバム『橋幸夫傑作集第4集(LV-249)』
B面 伊太郎笠
(尾花みさお)
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(VS-605)
作詞・作曲 佐伯孝夫(作詞)
吉田正(作曲)
橋幸夫 シングル 年表
俺ら次郎長
(1961年10月20日)
北海の暴れん坊
(1961年)
花の兄弟
(1961年12月15日)
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北海の暴れん坊』は、1961年11月30日に ビクターより発売された橋幸夫の15枚目のシングルである(VS-605)[1]

概要

  • 作詞は佐伯孝夫、作曲は吉田正で、橋の両恩師による楽曲である。
  • 橋のシングル第3作『おけさ唄えば』では「佐渡おけさ」を、第5作『木曽ぶし三度笠』では「木曽節」の民謡が挿入されてヒットを記録し、この手法は広く民謡ファンにも支持されたとしている[2]。またこの頃、橋は「しきりに民謡を歌いたがっていた」[3]こともあり、三たび民謡の「ソーラン節」を取り込んだ本楽曲が制作された。
  • 楽曲は、「北海道を舞台にイキのいい漁夫たちの生活」をとりあげたもので、橋は「有名なソーラン節を巧みにアレンジして、いかにも勇壮な、威勢のいい曲」[3]としている。
  • 橋は、ステージで、ハチマキを結び太鼓を叩き、本楽曲を歌唱している。
  • この時期の橋の楽曲は全て吉田正の作曲で、編曲も吉田自身がおこなってきたが、本楽曲の編曲は同じビクターの小沢直与志が担当している。なお小沢はこの後、橋のオリジナルアルバム『橋幸夫・民謡をうたう』([1964年12月リリース)で編曲を担当している。
  • c/w曲の『伊太郎笠』も佐伯、吉田の制作による楽曲で、歌唱は尾花みさおである。ビクターが「女橋幸夫を意識して......結構力が入って注目されたが、残念ながら大きな結果にはならなかった」としている。[4]

収録曲

  1. 北海の暴れん坊
    作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正、編曲:小沢直与志
  2. 伊太郎笠(歌手:尾花みさお)
    作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正、編曲:小沢直与志

収録アルバム

  • LP盤のみで近年のCDでのベスト盤への収録はない。45周年記念アルバムに収録されている。
  • CD-BOXでの収録は以下のとおり。
    • 『橋幸夫大全集』1993/9 Disc1
    • 『橋幸夫のすべて』2011/2 Disc3

出典

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  1. ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
  2. ^ 『ミュージックブック・橋幸夫傑作集~時代物篇~』(MBK3111)日本ビクター出版 1964年9月刊行 14頁
  3. ^ a b 『別冊近代映画』1964年3月 通巻127号 114頁
  4. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 29頁参照



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