北村武資とは? わかりやすく解説

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北村武資

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 06:56 UTC 版)

北村 武資(きたむら たけし、1935年8月18日[1] - 2022年3月31日[2])は、日本の染織家である。

京都市生まれ。戦争中に父と長兄を亡くし、小学4年から京都・西陣で下働きを重ねた。1972年に中国・長沙の前漢墓から出土した「羅」を知り、復元に挑戦。翌年には試作を完成させ、日本伝統工芸展に出品して注目された[3]

1995年に「羅」で、2000年に「経錦」で人間国宝認定を受けた[1]

略歴

1951年 京都西陣で織物業に従事
1962年 法衣金襴制作技術者として独立
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞・日本工芸会正会員
1971年 京都国立近代美術館「染織の新世代展」
1983年 「亀甲花葉文経錦」文化庁買上
1987年 「忍冬花文羅」京都府立総合資料館買上
1990年 京都府指定無形文化財保持者「羅」「経錦」認定・MOA美術館岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞・日本工芸会理事
1994年 第41回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
1995年 重要無形文化財保持者「羅」認定・日本伝統工芸展等の鑑・審査員を歴任[4]
1996年 紫綬褒章受章
2000年 重要無形文化財保持者「経錦」認定
2005年 旭日中綬章受章[5]

出典

  1. ^ a b "北村武資". デジタル版 日本人名大辞典+Plus. コトバンクより2020年7月9日閲覧
  2. ^ 染織作家で人間国宝の北村武資氏死去”. 新潟日報デジタルプラス. 2022年4月3日閲覧。
  3. ^ 伊藤隆太郎 (2022年9月10日). “惜別、北村武資さん「羅」「経錦」の二つの人間国宝”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/DA3S15413078.html 
  4. ^ 響庵,兎優染房”. www.tousenbou-hibikian.com. 2021年3月20日閲覧。
  5. ^ 平成17年秋の叙勲 旭日中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 2 (2005年11月3日). 2006年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月19日閲覧。



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