勝川忠七とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 美術家 > 画家 > 日本の画家 > 勝川忠七の意味・解説 

勝川忠七

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/28 00:03 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

勝川 忠七寛政10年〈1798年〉 - 没年不明)とは、江戸時代の人物。

出自・経歴は一切不明。たばこと塩の博物館所蔵の「江戸山王社天下祭絵巻」の巻末に、「癸酉文化十年十二月 行歳十六才 勝川忠七書」という奥書があることから、文化10年(1813年)12月にこの作品を描いた人物であり、「十六才」から逆算して寛政10年の生れであることが知られるのみである。「忠七」が「ちゅうしち」と読むのか、または「ただしち」と読むのかについても不明である。

「江戸山王社天下祭絵巻」は江戸山王権現の祭礼である山王祭を題材とした絵巻物で、田所町・新大坂町・通油町で出した山車と付祭(つけまつり)の行列を描く。天下祭と呼ばれた山王祭は神田祭と隔年で交互に行われており、文化10年は神田祭の行われた年であった。この絵巻は描かれている内容から、前年文化9年の山王祭二十一番、田所町・新大坂町・通油町の山車と付祭の行列を描いたものとみられる。

参考文献

  • 千代田区教育委員会編 『続・江戸型山車のゆくえ~天下祭及び祭礼文化伝播に関する調査・研究書~』(千代田区文化財調査報告書十一) 千代田区立四番町歴史民俗資料館、1999年
  • 『風俗画と肉筆浮世絵 たばこと塩の博物館所蔵肉筆絵画撰』 たばこと塩の博物館、2007年 ※52 - 55頁
  • 福原敏男 『江戸山王祭礼絵巻 -練物・傘鉾・山車・屋台-』 岩田書院、2018年

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

勝川忠七のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



勝川忠七のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの勝川忠七 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS