加曾利EⅣ式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 02:12 UTC 版)
器面全体にM字ないしU字あるいはV字の無文帯の間に縄文が充填される型式である。縄文の施文された区画は、口縁部から胴部中央のくびれ部分、底部付近から胴部中央くびれ部分でおわる形をとり、古段階のものは、縄文が充填されたU字ないし逆U字状ともいうべき丸みを帯びた区画がくりかえされる。新段階のものは、V字状ないしΛ字状の鋭角的な区画になるか、無文帯が増える形をとる。大木9式にみられる口縁部の下肩部両脇に把手のついた浅鉢が出現する。 無文帯と縄文を施す文様帯や器形、そしてこの時期に出現する柄鏡形住居は後続する称名寺式期の特徴となる。
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