判別分析 discriminant analysis
判別分析
判別分析の目的は,いくつかの変数に基づいて,各データがどの群に所属するかを判定することである。
単純にするために,データが 2 つの群に分けられており,それぞれ 2 個の変数 x1,x2 の値が観察されているとする。
x1 あるいは x2 においてデータの分布を描くと,図 1 のように 2 群が重なる部分が大きいことがわかる。
ここで図に示したような座標軸 f を考えると,各データがこの座標軸上でとる値は,
f = a x1 + b x2
のように合成変数の形になることがわかる。
![]() 図 1.判別分析の概念図 |
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座標軸 f 上でのデータの分布を描くと,各群の重なる部分が小さくなることがわかる。これは,座標軸 f 上で,ある値より大きい値であるか小さい値であるかによって,そのデータがいずれの群に属するかを判定できることを意味する。
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