出発シンコー!とは? わかりやすく解説

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出発シンコー!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/10 09:46 UTC 版)

漫画:出発シンコー!
作者 弓月光
出版社 集英社
掲載誌 りぼん
発表号 1974年新年号 - 1974年3月号
巻数 全1巻
話数 3話
テンプレート - ノート

出発シンコー!』(しゅっぱつシンコー)は、弓月光による日本少女漫画。1974年(昭和49年)に集英社の『りぼん』新年号から3月号にかけて連載され[1]、同年12月にりぼんマスコットコミックスから単行本が刊行された[2]。全1巻。同時収録は1973年の『りぼん』5月号に掲載された『異常ナシ』。

あらすじ

和田久平は、転校初日に自転車に乗った芦原乙女と衝突したことがきっかけで乙女に恋をする。久平は乙女が自転車競技に強い男が好きだと知り、自転車競技でオリンピック代表になったと嘘をつく。自転車競技に強い男が好みである乙女は、その嘘を信じて久平に恋をする。そんな時に、自転車大会が開催されることになり、乙女は景品がイタリア製のタンデム車であることを知って、久平に景品のタンデム車でサイクリングしようと大会エントリーするように勧める。そして、久平は乙女に二階堂に自転車のブレーキワイヤーが切れるような妨害工作をされつつも、久平は乙女の協力で自転車大会で優勝する。

登場人物

以下、単行本の紹介による。

芦原乙女(あしはら おとめ)
自転車同好会の女生徒。おかしな転校生久平に興味を持つ。
和田久平(わだ きゅうへい)
持病の切れ痔に便秘が重なって絶望的な体調ながら、乙女に一目ボレし猛烈にアタックする。
二階堂(にかいどう)
自転車同好会の会長。乙女に激しく片思いしていて、テッテイ的に久平の邪魔をする。
乙女のママ
離婚した慰謝料で洋装店を営み、乙女を育てる。

脚注

  1. ^ 雑誌掲載作品:りぼん 出発シンコー!(弓月光)”. メディア芸術データベース. 2017年12月24日閲覧。
  2. ^ 単行本:出発シンコー!(りぼんマスコットコミックス)”. メディア芸術データベース. 2017年12月24日閲覧。

書誌情報


出発シンコー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/11/16 05:22 UTC 版)

本来の表記は「出発シンコー♥」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。
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漫画:出発シンコー♥
作者 チャーリーにしなか
出版社 少年画報社 / 双葉社
掲載誌 ヤングコミック
巻数 全1巻
話数 全10話
テンプレート - ノート 

出発シンコー♥』(しゅっぱつシンコー)は、チャーリーにしなかによる日本漫画。『ヤングコミック』(少年画報社)に連載され、2003年6月にYCコミックス(同)で単行本が刊行された。2009年にアクションコミックス(双葉社)にて再版された。単行本全1巻。

双葉電鉄[1]という架空の鉄道会社を舞台にした新人女性車掌が主人公のエロコメディで、時として主人公と男性乗務員などのエッチシーンがある。アクションコミックス版では、特別描き下ろしエピローグとカラーピンナップイラストが追加されている。

作者はかつて鉄道会社に勤務していたことがあり、YCコミックス版では当時経験したエピソードのおまけ漫画が描かれている。

「双葉電鉄」の社名は、作者の次作『Cheers!』にも登場している。

作品概要

双葉電鉄に勤務する入社2年目の主人公・祐天寺信子は、友人の勧めで車掌試験を受けて見事に合格する。必ずといってドジをやらかすものの、人一倍努力家の彼女は見習車掌を経て次々に起こる難題を可愛さとエッチで解決(?)しながら一人前の車掌へと成長していく。

なお、登場人物の名前は主に首都圏の駅名に由来している。

登場人物

祐天寺信子(ゆうてんじ のぶこ)
本作の主人公。通称は「シンコ」(以下はシンコで記述)。双葉電鉄に勤務する新人の女性車掌。
入社当時は駅員として勤務していたが、失敗続きのため、友人の勧めで入社2年目で受験資格がとれる車掌試験を受けて見事に合格する。車掌になってからも、点呼に遅刻ぎりぎりだったり何でもないところでズッコケたりとドジをやらかすが、人一倍の努力家でもある。先輩車掌の国領(後述)に憧れており、当初は彼女の旅客サービスポスターに敬礼したりしていた。
エッチシーンは大抵受け身が多いが、時には乗客の悩みを解決するために攻めになることがある。
電車に乗っていると時々濡れてきてしまうことが悩みらしい。
国領サオリ(こくりょう さおり)
双葉電鉄の先輩車掌。
シンコが駅員だった頃、朝のラッシュアワー対策で変態の乗客に絡まれたところをドア閉めで助けたのが彼女だった。しっかり者でシンコにとっては姉的存在であるが、意外と落ち込みやすい一面もある。
伏見(後述)という運転士と交際している。
三河島(みかわしま)
双葉電鉄の先輩車掌。シンコが車掌実務試験の見習いだった時の指導員。
女癖が悪いらしく、色々と悪い噂が流れている。シンコもやはり、見習乗務中にエッチの洗礼を受けた。とはいえ、ただの女たらしというわけではなく、第6話でシンコが痴漢を追いかけて欠乗してしまう運転事故を起こして落ち込んだ際、新人当時のエピソードを語るなどして励ましたりもした。
船掘健次(ふなほり けんじ)
第2話および第10話に登場。
シンコの「初々しくて可愛くて愉快な放送」が気に入ってファンレターを渡した。乗務中に酔っ払いに絡まれたシンコを助けようとて気絶(酔っ払いに鉄拳を見舞おうとして空振りし、更にホームの柱に頭部を強打。その隙に酔っ払いは逃走した)し、意識が戻ったところをエッチに持ち込んだ。
第10話の再登場時は、女子高生が巻いていたロングマフラーをドアに挟まれて列車に引きずられる事故でショックを受けたシンコを気遣っている。
特別描き下ろしエピローグにおいて、双葉電鉄のエリート若手社員になっている描写がある。
橋本(はしもと)
双葉電鉄の先輩車掌。高卒入社のため、シンコより年下(シンコは短大卒)である。
シンコに好意を持っており、会社の飲み会の時に酔っ払いながら愛の告白を叫ぶなどウケる時には何でもする性格。
高野台(たかのだい)
広告会社に勤務しており、駅や電車内などの広告を管理している。期限切れのポスター交換も行っており、シンコも時々ポスターを貰ったりしている。車内広告の交換は超魔術のように素早い。おまけにハンサムで性格も良く、バレンタインチョコを受け取ったこともあってシンコも好意を持っている。
ホワイトデーの際は、マグネットピアスとブレスレットをシンコにプレゼントした。国領は学生時代の友人。
国府津浩子(こうづ ひろこ)
双葉電鉄の車内販売員。シンコも時々コーヒーをいただいたりしている。
かわいいユニフォームのせいか、オヤジたちのセクハラを受けることが多い。コスプレ好きの彼氏がいる。
伏見(ふしみ)
双葉電鉄の運転士。大卒で車掌から運転士になる最短記録をつくったエリート。国領と交際しているが彼女より年下。
先行列車が車両故障でダイヤが乱れて急病人が出た際、定時運転より旅客の安全を第一に考えている。
国領とのエッチでは主導権を握っているらしい。
青砥(あおと)
双葉電鉄の旅行センターの添乗員。国領と同期。
営業成績は地区ナンバー1で3年連続で表彰されるなど優秀ではあるが、三河島以上に女癖が悪い。旅行センターを選んだのも女性社員が多いという理由だった。そのため勤務中にアテンダントを口説いたり、女性ツアー客と関係を持とうとしたり、更にはシンコにまで毒牙にかけようとしたが、最終的には国領のエッチ攻撃であっけなくダウンした。

脚注

  1. ^ YCコミックス版では「YC鉄道」となっている。アクションコミックス版の背表紙イラストにある帽子に、YCのエンブレムが見える。

書籍情報




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