全ての財閥の転向の評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 06:13 UTC 版)
財閥は重化学工業化の資金を調達するために、まず傘下企業の株式公開と売出を行った。だが、それだけでは国策に従って軍需産業に投資する資金が不足したので、さらに資金調達するために、財閥本社を株式会社に改組して財閥本社の株式を部分的に公開・売出した。また、株式会社化は、税負担を軽減したり傘下企業の支配を維持するという側面もあった。つまり、傘下の親子会社が株式を相互に持ち合ったので、財閥一族の代わりに同系の会社が株主になっただけで、財閥の閉鎖性はある程度弱まっただけで維持された。以上のように評価されている。
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