佐保彦(さほひこ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 15:07 UTC 版)
「銀の海 金の大地」の記事における「佐保彦(さほひこ)」の解説
大闇見戸売と日子坐の間に生まれた、佐保一族の王子。16歳。「10年のときを遡り、16歳の真澄と出会っているかのように」真澄とよく似た容貌をしている。年齢の割に幼く、激情的な面もあるが、本来はやさしい心根の持ち主。大闇見戸売が日子坐に陵辱されたときに身ごもった子で、そのため生まれたときから母に疎まれている。その寂しさを、同じ境遇の妹姫を溺愛することで癒してきた。日子坐が率いる和邇一族と、日子坐に協力した御影母子を激しく憎んでいる。その憎しみと、自分と妹が「佐保を永遠に生かす」と予言された身であることが、長い間心の支えだった。御影の娘である真秀が、愛する妹とうりふたつであることに激しく動揺する。
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