伊東一夫とは? わかりやすく解説

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伊東一夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/26 07:51 UTC 版)

伊東 一夫(いとう かずお、1914年11月3日[1][2] - 2004年9月17日[2][3])は、日本近代文学研究者。主として島崎藤村島木赤彦を研究し、島崎藤村学会会長、同名誉会長、島木赤彦研究会長を務めた[2]

略歴

長野県諏訪郡下諏訪町生まれ。長野県立諏訪中学校(現・長野県諏訪清陵高等学校)を経て[2]、1940年、東洋大学文学部国文学科卒業[2]東洋大学文学部研究科に入学する[2]。1941年、同文学部研究科を退学し、東洋大学文学部副手、冨山房の事務手伝い、日本文化協会研究員、旧制松本高等女学校(現・長野県松本蟻ヶ崎高等学校)教諭を兼職する[2]。1945年、長野県立諏訪中学校に転任[2]。1956年、東洋大学文学部専任講師[2]、1959年助教授[2]、1969年教授[2]。1962年「島崎藤村の人と文学における諸問題」で文学博士[2]。1985年、定年退任、名誉教授、江戸川女子短期大学教授。1995年、同短期大学を退職した。

著書

  • 『近代日本文学思潮史序説』桜楓社 1969
  • 『島崎藤村研究 近代文学研究方法の諸問題』明治書院 1969
  • 『文学への道 体験から表現へ』教育出版センター 以文選書 1974
  • 『文芸の構造』蒼丘書林 1987
  • 『島崎藤村コレクション 第3巻 藤村をめぐる女性たち』国書刊行会 1998

共編著

  • 赤彦の人と芸術』金原省吾共著 蓼科書房 1949
  • 柳田国男『生活のさまざま』今井信雄共編 蓼科書房 ワールド文庫 1949
  • 『日本近代文学史概説』編著 白帝社 1965
  • 『島崎藤村事典』編 明治書院 1972
  • 『藤村書誌』編 国書刊行会 1973
  • 『藤村における旅』北小路健,早坂礼吾共著 木耳社 1973
  • 『島崎藤村 彷徨の青春』垣田時也,奥村粂三共著 国書刊行会 1977
  • 『島崎藤村 課題と展望』編 明治書院 1979
  • 『近代思想・文学の伝統と変革』編 明治書院 1986
  • 『島崎藤村コレクション 第1巻 写真と書簡による島崎藤村伝』青木正美共編 国書刊行会 1998
  • 『島崎藤村コレクション 第4巻 肉筆原稿で読む島崎藤村』青木正美共編 国書刊行会 1998

論文

脚注

  1. ^ 『現代日本人名録』2002年
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 「伊東一夫先生略歴・業績目録」『文学論藻』第59巻、東洋大学文学部国文学研究室、1985年2月、2-5頁。 
  3. ^ 『人物物故大年表』

参考文献




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