今治地方卸売市場とは? わかりやすく解説

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今治地方卸売市場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/18 07:52 UTC 版)

今治地方卸売市場(いまばりちほうおろしうりしじょう)は、愛媛県今治市天保山町に設置されている地方卸売市場である。

今治市の公設卸売市場として運営されてたが、2016年4月に民営化された。現在は、丸今青果株式会社が開設者となっている[1]

概要

青果部と花き部が設置され、野菜・果実及びこれら加工品、花きを取り扱っている[1]

市場概要
  • 所在地 - 愛媛県今治市天保山町四丁目3番地1[1]
  • 面積 - 21,154㎡[1]
  • 取り扱い品目・部類
    • 青果部(野菜、果実及びこれらの加工品)
    • 花き部(花き)

歴史

1911年明治44年)に今治市新町2丁目に「今治青果市場」が開設された[2]。設置後は順次移転して今治市片原町に落ち着いた[2]。今治市の人口増加と共に交通機関の発達によって流通圏が拡大されると、狭く不便である事から新市場の建設が不可欠となり、1973年昭和48年)に今治市天保山町に「今治市公設卸売市場」が建設された[3]

ピーク時の1991年度(平成3年度)には取扱額が約53億円あったが、大型スーパー進出や農家の直販拡大などで取扱額が年々減少[4]2014年度(平成26年度)は約23億円にまで落ち込み、2011年度(平成23年度)以降は今治市の一般会計からの繰り入れで赤字補填しており2014年度までの合計額は約3500万円に上った[4]。今治市の地方公営企業として運営されてきたが、公的施設の見直しの一環で公設卸売市場の民営化が進められ、2016年(平成28年)4月に民営化され「今治地方卸売市場」となった。民営化では市場を取り仕切っていた卸業者に施設を無償で貸し出し、災害などによる緊急的な改修以外の公費は支出しない形となっている[4]

周辺

交通アクセス

  • 瀬戸内運輸(せとうちバス)「今治営業所」バス停より徒歩で約4分。

脚注

  1. ^ a b c d 今治地方卸売市場業務規程(pdf) - 農林水産省、2025年10月18日閲覧。
  2. ^ a b 今治市長岡島一夫(1990年)『今治郷土史 現代の今治 地誌 近・現代4(第9巻)』、365頁。
  3. ^ 今治市長岡島一夫(1990年)『今治郷土史 現代の今治 地誌 近・現代4(第9巻)』、368頁。
  4. ^ a b c 『愛媛新聞』2015年11月7日朝刊「公設卸売市場民営化へ 今治市方針」



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