きゅうしゅう‐こくさいじゅうりゅうしせんがんちりょうセンター〔キウシウコクサイヂユウリフシセンガンチレウ‐〕【九州国際重粒子線がん治療センター】
読み方:きゅうしゅうこくさいじゅうりゅうしせんがんちりょうせんたー
九州国際重粒子線がん治療センター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 15:06 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動![]() | |
---|---|
![]() 新鳥栖駅側より撮影 | |
情報 | |
正式名称 | 九州国際重粒子線がん治療センター |
英語名称 | SAGA Heavy ion medical accelerator in Tosu (SAGA HIMAT) |
標榜診療科 | 放射線科 |
許可病床数 |
0床 一般病床:0床 |
開設者 | 公益財団法人 佐賀国際重粒子線がん治療財団 |
開設年月日 | 2013年5月 |
所在地 |
〒841-0071 佐賀県鳥栖市原古賀町3049番地 |
位置 |
北緯33度22分15.7秒 東経130度29分20.4秒 |
PJ 医療機関 |
九州国際重粒子線がん治療センター(きゅうしゅうこくさいじゅうりゅうしせんがんちりょうセンター)は、佐賀県鳥栖市にある病院。重粒子線を利用してがんの治療を行う医療機関である。
通称のサガハイマット(SAGA HIMAT)は、「SAGA Heavy ion medical accelerator in Tosu」(鳥栖にある佐賀の重粒子イオン医療用加速器施設)の頭文字。
概要
従来、西日本に重粒子線がん治療施設がなかったことから、産学官共同プロジェクトとして本施設の建設が計画され、当時建設予定であった九州新幹線新鳥栖駅から徒歩数分という立地の現在地で計画が進められた。自治体の補助金、民間からの出資金、寄付金等で資金調達予定であったが、九州電力の経営悪化などの影響により資金が集まらず計画は難航[1][2]。しかしながら最終的には2013年5月に開設された[3][4]。入院病棟はなく、全て通院治療となる。入院が必要な場合は近隣の連携病院からの通院となる[5]。前述のように運営資金に寄付金を当てていることから、個人・法人からの寄付の受付も継続して行われている[6]。
沿革
- 2007年12月 - 九州先端医療がんセンター(仮称)事業推進委員会 設立[7]
- 2013年5月 - 開設
- 2013年8月 - 前立腺がん治療開始
- 2013年12月 - 頭頸部、骨軟部の治療開始
- 2014年3月 - 肺、肝臓、すい臓等の治療開始
診療科
- 放射線科
関連項目
出典
- ^ “重粒子線がん治療センター、資金調達が難航 鳥栖市”. 佐賀新聞 (2012年4月2日). 2013年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月15日閲覧。
- ^ “首相、サガハイマットを絶賛 資金集めにも光明 新聞記事で寄付集まらず”. 産経新聞 (2013年5月19日). 2013年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月15日閲覧。
- ^ 九州国際重粒子線がん治療センター 佐賀県作成パンフレット(日本語) (PDF)
- ^ 重粒子線がん治療センター資金難、視界不良の船出 読売新聞 2013年5月21日掲載 (2013年8月31日閲覧)
- ^ 九州国際重粒子線がん治療センター よくある質問
- ^ 公益財団法人 佐賀国際重粒子線がん治療財団 寄附のお願い
- ^ 九州国際重粒子線がん治療センター プロジェクト 事業推進委員会
外部リンク
- 九州国際重粒子線がん治療センター
- 九州国際重粒子線がん治療センター プロジェクト(佐賀県) 英語、中国語、韓国語のパンフレットあり。
- 公益財団法人 佐賀国際重粒子線がん治療財団
- 九州国際重粒子線がん治療センターのページへのリンク