中野亨道とは? わかりやすく解説

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中野亨道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/18 13:48 UTC 版)

中野 亨道
基本情報
ラテン文字 KODO NAKANO
原語表記 柔道家
国籍  フィリピン
出生地  日本岩手県九戸郡野田村[1]
生年月日 (1993-03-08) 1993年3月8日(32歳)
選手情報
階級 男子81キロ級
JudoInside.comの詳細情報
獲得メダル
東南アジア柔道選手権
2013年ネピドー大会 81kg
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中野 亨道 (なかの こうどう、1993年3月8日 - )は、日本出身のフィリピンの元男子柔道(81kg級)選手。2016年リオデジャネイロオリンピックフィリピン代表岩手県九戸郡野田村出身。清和大学卒業[2]。2023年現在、柔道フィリピン代表チーム監督[3]

人物

日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた[4][5]。出生時より日本とフィリピン両国の国籍を有する[1]

弟の中野修源・中野経清もフィリピン代表の柔道選手である[3]

経歴

9歳の時から地元の道場直心館で柔道を始めた。岩手県立久慈東高等学校2年時に母の故郷へ里帰りした際、フィリピン代表チームに誘われた[1]

2013年から2015年にかけて、世界柔道選手権大会などIJFワールド柔道ツアーに多数出場した。2013年ミャンマーネピドーで開催された東南アジア柔道選手権大会の81kg級で銅メダルを獲得した。2013年の時点では清和大学の柔道部に所属していた[1]

2016年リオデジャネイロオリンピックに際しては、当初81kg級で出場予定だった他国の選手が負傷で出場を辞退したことから、国際柔道連盟より繰り上げでの出場が開催直前の8月3日に決定した[5]。この時点では横浜国立大学教育人間科学部大学院の研究生であった[6]。リオ五輪の試合は8月9日の1回戦で敗れた[2]

2017年2月に、出身地の野田村から、村の制定した「小野寺賞」を授与された[7]

2017年3月に、横浜国立大学から、学生表彰を授与された[8]

2020年に柔道フィリピン代表チーム監督に就いた[3]

脚注

  1. ^ a b c d 村出身の柔道選手が世界大会に出場」(PDF)『広報のだ』第489号、野田村、2014年1月24日、5頁、2017年11月4日閲覧 
  2. ^ a b 二つの“故郷”背負い 「復興」「普及」に尽力へ」『神奈川新聞』2016年8月11日。2025年4月18日閲覧。
  3. ^ a b c 沼田康平 (2023年3月23日). “「比の天井を壊す」 比日の血が牽引する比柔道界”. 日刊まにら新聞. 2025年4月18日閲覧。
  4. ^ “リオ五輪、柔道に日本人とのハーフ選手が出場”. 共同通信アジア経済ニュース. (2016年8月8日). https://www.nna.jp/news/show/1490144 2017年11月4日閲覧。 
  5. ^ a b “柔道 中野亨道がフィリピン代表でリオ五輪出場へ”. NHK NEWS WEB (日本放送協会). (2016年8月5日). オリジナルの2016年8月5日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/c7M7W 
  6. ^ 柔道フィリピン代表でリオ五輪へ 中野亨道選手 - デーリー東北2016年8月6日(47NEWS
  7. ^ 広報のだ2017年3月号 (PDF) - 野田村(p.10を参照)
  8. ^ 平成28年度学生表彰式を実施しました - 横浜国立大学

関連項目

  • 渡辺聖未 - 中野と同じく、日本人の父とフィリピン人の母を持つ柔道選手。



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