下野の女夫マツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 08:30 UTC 版)
下野の女夫マツ(しもののめおとマツ)は、岐阜県中津川市下野[注釈 1]に生育していたアカマツの巨木である[1][2][3]。ほとんど同じ大きさのアカマツ2株が下部で互いに接着し、さらに地上部では一方の木から分岐した枝が他方の木に癒着して「連理」状態になったものであった[1][2][4]。この木は1931年(昭和6年)に国の天然記念物に指定されたが、後に枯死して1988年(昭和63年)6月29日付で天然記念物指定を解除されている[注釈 2][1][2][5][6]。
注釈
- ^ かつては岐阜県恵那郡福岡町に属していた。2005年(平成17年)2月13日に、同じく恵那郡の坂下町、付知町、加子母村、川上村、蛭川村、および長野県木曽郡山口村とともに中津川市に編入された。
- ^ a b 国の天然記念物に指定されていた他のマツで連理状態を示していたものとしては、「佐賀の夫婦マツ」(山口県熊毛郡平生町)、「高津連理のマツ」(島根県益田市)、「宇谷の連理根上りマツ」(鳥取県東伯郡湯梨浜町)などが知られていた。しかし、いずれも枯死して天然記念物の指定を解除されている(佐賀の夫婦マツは、残った株が平生町の有形民俗文化財に指定)。
出典
- 1 下野の女夫マツとは
- 2 下野の女夫マツの概要
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