万霊節_(リヒャルト・シュトラウス)とは? わかりやすく解説

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万霊節 (リヒャルト・シュトラウス)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 15:26 UTC 版)

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万霊節」(ばんれいせつ、Allerseelen作品10-8は、リヒャルト・シュトラウスの作曲した歌曲

1885年10月3日に、マイニンゲンで書き上げられた。ヘルマン・フォン・ギルムドイツ語版の詩に付曲したシュトラウス最初の歌曲集『「最後の葉」("Letzte Blätter" )による8つの歌曲』作品10の一曲。シュトラウスの歌曲の中でも特に演奏機会の多い作品で、畑中良輔は、「この比類のない美しさと清純さは、彼の壮大な交響詩が滅ぶことはあっても、おそらく永遠のものとして残るであろうと思われる」と述べている。

楽曲

トランクイロ、変ホ長調、4/4拍子。万霊節の日に、亡き恋人への想いを語る詩に基づく。息の長いフレーズで通作されており、素直に歌われる第1節、少し陰りを見せる第2節、序奏の旋律を用いて盛り上がる第3節、と設計されている。異名同音的な転調も効果的に用いられる。

原詩

Stell auf den Tisch die duftenden Reseden,
Die letzten roten Astern trag herbei,
Und laß uns wieder von der Liebe reden,
Wie einst im Mai.

Gib mir die Hand, daß ich sie heimlich drücke
Und wenn man's sieht, mir ist es einerlei,
Gib mir nur einen deiner süßen Blicke,
Wie einst im Mai.

Es blüht und duftet heut auf jedem Grabe,
Ein Tag im Jahr ist ja den Toten frei,
Komm an mein Herz, daß ich dich wieder habe,
Wie einst im Mai.

参考文献

  • 『作曲家別名曲解説ライブラリー9 R.シュトラウス』音楽之友社、1993年
  • 新編世界大音楽全集 声楽編28 R.シュトラウス歌曲集』音楽之友社、1998年

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