一箱古本市とは? わかりやすく解説

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一箱古本市

読み方:ひとはこふるほんいち

古本販売が行われるイベント古本市)のうち、販売者として参加する人が、段ボール1箱という制限のもとで古本出品することを特徴としたイベント意味する語。東京都台東区の不忍ブックストリートが発祥とされており、現在は全国各地行われている。

一箱古本市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 14:18 UTC 版)

一箱古本市(ひとはこふるほんいち)は、段ボール箱一箱分程度の古本を持ちより販売するフリーマーケット型のイベント[1]。2000年代より日本各地で開催されている[2]

主なイベント

  • 不忍ブックストリート 一箱古本市(東京)(2005 - )[1][3][4]
  • Book! Book! Sendai(宮城)(2008 - )[5]
  • 円頓寺 本のさんぽみち(愛知)(2018 - )[6]
  • BOOKUOKA(福岡)(2005 - )[7]
  • ぶぶぶバザール(兵庫)(2022 - )[8]

参加者

市井の本好き、書店員、出版社社員の別なく売り手、買い手として参加できる。

社会的意義

店舗商業のプロトタイプとしての役割があり、出店者が後に古書店を出店した例が数件ある。開催場所(地域商店等)の管理者-実行委員間のやりとり、趣味を媒介とした当日の参加者同士のやりとり等がソーシャルキャピタル醸成の契機となっていることが指摘されている。[2][9]また、書店を文化的インフラと考え、大型書店減少が続く中で日常の中に本のあるシーンを増やすことを目的のひとつに語る開催者もいる[10]

脚注

出典

  1. ^ a b 伊勢河崎一箱古本市 - 一箱古本市とは”. sites.google.com. 2023年11月26日閲覧。
  2. ^ a b 石井 清輝 (2016). “素人参加型の「市」は何を生み出しうるのか 「一箱古本市」と手作り縁日を事例として”. 関東都市学会年報 17(0): 58-65. 
  3. ^ 南陀楼綾繁『一箱古本市の歩きかた』光文社、2009年。 
  4. ^ 不忍ブックストリート 一箱古本市 (@hitohako) · X”. X (formerly Twitter). 2023年11月26日閲覧。
  5. ^ Book! Book! Sendai”. 2023年11月26日閲覧。
  6. ^ 円頓寺 本のさんぽみち”. 円頓寺 本のさんぽみち (2023年11月25日). 2023年11月26日閲覧。
  7. ^ BOOKUOKA / ブックオカ 福岡を本の街に”. bookuoka.com. 2023年11月26日閲覧。
  8. ^ ぶぶぶバザール”. 2025年1月18日閲覧。
  9. ^ 岡野 裕行 (2022). “図書館情報学を通して図書館に出会う”. 中部図書館情報学会誌. 
  10. ^ 黒田杏子『大学出版№136 特集「本のある場所」をつくる人たち』大学出版、2023年、7-11頁。 


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