ワイン (ウォンバット)
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ワイン(1989年1月頃 - )は大阪府の池田市立五月山動物園で飼育されているオスのヒメウォンバットである[1]。豪名「Wain」[2]。1989年1月ごろ、オーストラリア・タスマニア州にて誕生し、1990年5月から五月山動物園で飼育されている。2022年、史上最高齢の飼育されたウォンバットとしてギネス世界記録に認定された[3]。体重は18 - 20 kg[4]。来園者からは「ワインさん」の愛称で親しまれている[要出典]。
来歴
1989年1月ごろ[5]、オーストラリア・タスマニア州にて誕生。交通事故で死亡した母親の袋の中から助け出され[3]、同年11月トロワナワイルドライフパーク(現トロワナワイルドライフサンクチュアリ)に保護される[6]。
1990年5月、池田市とローンセストン市の姉妹都市提携25周年を記念して[7]、ワンダー(雌)、ティア(雌)とともに五月山動物園に来園する[3]。来日した当初は、ややマゼンダっぽく光沢のある毛並みがワイン色のようだったということから、ワインという名がついた[8]。1992年には、ワンダーとの間にサツキ(雌)が誕生[9]、続く1993年にはサクラ(雌)が誕生する[10]。同年、日本動物園水族館協会より繁殖表彰を受賞する[11]。
2009年4月から「ウォンバットてれび」が園内に設置され、24時間ライブ中継で同園のウォンバットが観察できるようになる(2024年6月からは動物園リニューアルに伴い休止中)[12]。2017年、長年連れ添ったワンダーが死亡した[13]。
2022年1月に33歳となり、同年2月「史上最高齢の飼育されたウォンバット」・「存命中の最高齢の飼育されたウォンバット」として2つのギネス世界記録に認定された[3]。2022年以降、毎年2月11日にワインのお誕生日会が開かれている。
特徴
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人工哺育で育ったため、温厚で人懐こい性格である[3]。
丸い瞳と大きな鼻が特徴で、左回りに回るクセがある。
長年パートナーであったワンダー(2017年死去)とは仲が良く、おしどり夫婦であった[14]。
虫の羽音が苦手[15]。
ウォンバットは本来巣穴を掘って生活するが、ワインは穴掘りが苦手である[6]。
同動物園で飼育されているユキ(雌)のことを気に入っており、フェンス越しに接する姿が頻繁に目撃されている[4]。
脚注
- ^ “ウォンバットハウス”. 池田市観光協会. 2024年10月17日閲覧。
- ^ “【ウォンtoいけだ】好評につき「ワインのワイン」第2弾が完成!”. 池田市. 2024年11月16日閲覧。
- ^ a b c d e ワイン世界最高齢達成 五月山動物園スタッフから皆様へのご挨拶 - 五月山動物園(2022年3月3日)2024年10月16日閲覧。
- ^ a b “世界最高齢のウォンバットを飼育する秘訣とは?|五月山動物園インタビュー”. 株式会社Tier. 2024年10月17日閲覧。
- ^ “【ギネス世界記録への挑戦!】ウォンバット「ワイン」ギネス世界記録™記念式典開催!”. 池田市観光協会公式サイト. 2024年10月17日閲覧。
- ^ a b “国内で6頭の珍獣・ウォンバット、日本で2番目に小さな動物園に4頭いるのはナゼ?”. 関西ウォーカー. 2024年10月19日閲覧。
- ^ “広報いけだ2022.3 ギネス世界記録を更新 ワインが世界最高齢に”. 池田市. 2024年10月17日閲覧。
- ^ 『どうぶつのくに』講談社、2016年3月15日。
- ^ “広報いけだ 1992年4月1日号”. 池田市. 2024年10月17日閲覧。
- ^ “広報いけだ 1994年1月15日号”. 池田市. 2024年10月17日閲覧。
- ^ “繁殖表彰受賞動物一覧(平成29年度受賞分まで)”. 日本動物園水族館協会. 2024年10月19日閲覧。
- ^ “五月山動物園 ライブカメラ ウォンバットてれび”. 五月山緑地管理センター. 2024年10月17日閲覧。
- ^ “高齢ウォンバット老衰死、大阪/人間なら100歳”. 四国新聞社. 2024年10月17日閲覧。
- ^ “【動画】ウォンバットにあいにいこう!最終話『ワイン』”. 池田市観光協会. 2024年11月4日閲覧。
- ^ 『ライオンのおじいさん、イルカのおばあさん』学研プラス、2016年。
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