ロビン・ユーバンクスとは? わかりやすく解説

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ロビン・ユーバンクス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/15 17:34 UTC 版)

ロビン・ユーバンクス
Robin Eubanks
ロビン・ユーバンクス(2007年)
基本情報
生誕 (1955-10-25) 1955年10月25日(67歳)
出身地 アメリカ合衆国 ペンシルベニア州フィラデルフィア
ジャンル ジャズM-BASE
職業 ミュージシャン
担当楽器 トロンボーン
公式サイト robineubanks.com

ロビン・ユーバンクスRobin Eubanks1955年10月25日 - )は、アメリカ合衆国ジャズフュージョンのスライド・トロンボーン奏者。ギタリストのケヴィン・ユーバンクスとトランペッターのデュアン・ユーバンクスの兄弟である。ジャズ・ピアニストのレイ・ブライアントとベーシストのトミー・ブライアントは伯父にあたる。彼の母親、ベラ・ユーバンクスは、有名なピアニストであるケニー・バロンの最初のピアノ教師であった。

略歴

ロビン・ユーバンクスは、1955年10月25日フィラデルフィアで生まれた。フィラデルフィア芸術大学を優秀な成績で卒業し、ニューヨークに活動を移した[1]。1980年代初期になりジャズ・シーンに初めて登場。スライド・ハンプトンサン・ラスティーヴィー・ワンダーと共演した。ユーバンクスは、ジャズ・ドラマーのアート・ブレイキー・アンド・ジャズ・メッセンジャーズにおいて音楽監督を務めた。ジャズ・ドラマーのエルヴィン・ジョーンズ・ジャズ・マシーンのメンバーも務めている。彼は、ジャズ・トロンボーン奏者スティーヴ・トゥーレの2003年リリース・アルバム『One4J: Paying Homage to J.J. Johnson』の貢献者であった。ユーバンクスはまた、バンドリーダーとして何枚かのアルバムをリリースした。

彼はコントラバス奏者デイヴ・ホランドのクインテット、セクステット、オクテット、ビッグバンドで、15年間にわたって演奏した。J・J・ジョンソンがオハイオ州のオーバーリン音楽院にユーバンクスを推薦し、ジャズ・トロンボーンとジャズ作曲について20年間の長きにわたり教授として教えた。また、ボストンニューイングランド音楽院バークリー音楽大学でも教鞭をとっている。2008年から2019年まで約10年間は、オールスター・グループである「SFJAZZ Collective」のメンバーでもあった[2]

ロビンは、M-BASEの先駆者の一人である。彼は『ザ・トゥナイト・ショー』『サタデー・ナイト・ライブ』『グラミー賞』など、多数のテレビ番組やスペシャル番組に出演している。また、トロンボーンによる電子効果の使用を開拓した。

ロビンは、アメリカおよび世界中のさまざまな大学で、講師、ゲスト・ソリスト、クリニック担当を頻繁に務めている。

ユーバンクスは『ダウン・ビート』誌と『Jazz Times』誌から、ナンバーワン・トロンボーン奏者に選ばれたことがある。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • 『ディファレント・パスペクティブズ』 - Different Perspectives (1989年、JMT)
  • 『デディケーション』 - Dedication (1989年、JMT) ※with スティーヴ・トゥーレ
  • 『カーマ』 - Karma (1990年、JMT) ※with ブランフォード・マルサリス
  • 『メンタル・イメージ』 - Mental Images (1994年、JMT)
  • Wake Up Call (1997年、Sirocco Jazz)
  • 4: JJ / Slide / Curtis and Al (1998年、TCB) ※Robin Eubanks Sextet名義
  • Get 2 It (2001年、REM) ※Mental Images名義
  • EB3 Live Vol. 1 (2007年、RKM) ※CD & DVD
  • Klassik RocK Vol. 1 (2014年、Artistshare) ※Robin Eubanks and Mental Images名義
  • More Than Meets The Ear (2015年、Artistshare) ※Robin Eubanks and the Mass Line Big Band名義

参加アルバム

ジェリ・アレン

  • 『オープン・オン・オール・サイズ』 - Open on All Sides in the Middle (1986年、Minor Music)
  • 『ザ・ギャザリング』 - The Gathering (1998年、Verve)

アート・ブレイキー

  • Not Yet (1988年、Soul Note)
  • I Get a Kick Out of Bu (1988年、Soul Note)

スティーヴ・コールマン

  • 『ワールド・エクスパンション』 -World Expansion (1987年、JMT)

ソニー・フォーチュン

  • A Better Understanding (1995年、Blue Note)

クレイグ・ハンディ

  • Split Second Timing (1992年、Arabesque)
  • Reflections in Change (1999年、Sirocco Music)

ジョー・ヘンダーソン

  • Big Band (1996年)

デイヴ・ホランド

  • 『レイザーズ・エッジ』 - The Razor's Edge (1987年、ECM)
  • Points of View (1998年、ECM)
  • 『プライム・ディレクティヴ』 - Prime Directive (1999年、ECM)
  • What Goes Around (2002年、ECM)
  • Not for Nothin' (2001年、ECM)
  • Extended Play: Live at Birdland (2003年、ECM)
  • Pathways (2010年、Dare2)

ロナルド・シャノン・ジャクソン

  • 『デコード・ユアセルフ』 - Decode Yourself (1985年、Island)

エルヴィン・ジョーンズ

  • The Truth: Heard Live at the Blue Note (1999年、Half Note)

ボビー・プレヴァイト

  • Weather Clear, Track Fast (1991年、Enja)
  • 『スレイ・ザ・スーターズ』 - Slay the Suitors (1993年、Avant)
  • 『ヒュー・アンド・クライ』 - Hue and Cry (1993年、Enja)

ハンク・ロバーツ

  • Black Pastels (1988年、JMT)

ハーブ・ロバートソン

  • Shades of Bud Powell (1988年、JMT)

その他

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ "About Robin Eubanks".
  2. ^ "SF Jazz Collective", Fine Arts Center, UMassAmherst.

外部リンク




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