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レスターシャー

(レスタシャー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 11:28 UTC 版)

レスターシャー
地理
様態 典礼および非都市カウンティ
リージョン イースト・ミッドランズ
面積
総面積
行政区画
行政面積
28 位
2,156 km2 (832 sq mi)
26 位
2,083 km2 (804 sq mi)
カウンシル所在地 グレンフィールド
ISO 3166-2 GB-LEC
ONSコード 31
NUTS 3 UKF22
人口統計
人口
総人口 (2018年中期推計値)
人口密度
行政区分
登録人口
20位
1,053,486
489/km2 (1,270/sq mi)
16位
635,000
民族構成 85.0% 白色人種
11.9% アジア系
1.2% 有色人種
1.5% 混血
政治

レスターシャー州議会
http://www.leics.gov.uk/
国会議員
  • ニール・オブライエン英語版 (保守党)
  • ルーク・エバンズ英語版 (保守党)
  • シバニ・ラジャ英語版 (保守党)
  • ショッカット・アダム英語版 (無所属)
  • リズ・ケンダル英語版 (労働党)
  • ジーブン・サンダー英語版 (労働党)
  • エドワード・アーガー英語版 (保守党)
  • ピーター・ベドフォード英語版 (保守党)
  • アマンダ・ハック英語版 (労働党)
  • アリシア・ケアンズ英語版 (保守党)
  • アルバート・コスタ英語版 (保守党)
ディストリクト
  1. チャーンウッド
  2. メルトン
  3. ハーボロー
  4. オアドビー・アンド・ウィグストン
  5. ブラビー
  6. ヒンクリー・アンド・ボスワース
  7. ノースウェスト・レスターシャー
  8. レスター(独立行政区)

レスターシャー: Leicestershire, [ˈlɛstərʃɪər, -ʃər] ( 音声ファイル))は、イングランドイースト・ミッドランズにある典礼カウンティ。北でダービーシャーノッティンガムシャーリンカンシャーと、東でラトランドと、南東でノーサンプトンシャーと、南西でウォリックシャーと、西でスタッフォードシャーと隣接する。州都および最大都市はレスター

面積は2,156平方キロメートル、人口は70万人あまり。そのうち35万人が州の中央に位置するレスター市街に集中している。ほかの地域は大部分が農村部で、主要な町としてラフバラ、ヒンクリー、コールビルが挙げられる。行政上は非大都市圏カウンティに分類され、7つの地区(ディストリクト)とひとつの単一自治体(レスター)からなる。

州内はゆるやかな丘陵が点在する低地で、そのなかをソアー川が流れる。ソアー川はヒンクリーの南のウォリックシャーとの境界近くを源とし、北へ流れレスターやラフバラを経て州境でトレント川に合流する。ソアー川西岸の高地はチャーンウッドの森と呼ばれ、州内の最高地点であるバードン・ヒルはこの地域にある。

古代にはレスターがローマの入植地であった。6世紀にアングロ人が入植し、マーシア王国の版図となった。ドゥームズデイ・ブックが編さんされた1080年代には、すでにレスターシャーが成立していた。比較的平穏な歴史を経てきた州だが、薔薇戦争中の1485年にはチューダー朝の成立を決定づけたボズワースの戦いが行われた。産業革命期には北部と西部にレスターシャー炭田が開かれ、開発が行われた。レスターは製靴業で知られ、ラフバラも製造業の中心地であり続けている。

スティルトン・チーズやメルトン・モーブリー・ポークパイが名物である[1]

歴史

1086年のドゥームズデイ・ブックには、ガスラクストン、フラムランド、ゴスコート、ギャートリーの4つの郡 (wapentake) が記載されている。これらの郡はのちに百戸村 (hundred) と呼ばれるようになり、ゴスコートがウェスト・ゴスコートとイースト・ゴスコートに分割されたほか、スパーケンホーの百戸村が新たに置かれた。1087年の記録に Lægrecastrescir と出ているのがレスターシャーの初出である。

レスターシャーの領域は、ドゥームズデイ・ブックの時代からほとんど変わっていない。ダービーシャーにあったミーシャムとドニスソープの飛び地は、のちにニザーシール地域と引き換えに編入した。また、マーケット・ハーバラの町の拡大により、従来ノーサンプトンシャーに所属していたリトル・ボウデンを編入した。

1972年地方自治法が1974年に施行されたことにより、それまでのレスター特別市と隣接するラトランドのカウンティがラスターシャーのディストリクトとなった。しかし、1997年4月1日に両者は単一自治体となっている。ラトランドは再び典礼カウンティとなったが、警察業務はなおレスターシャー警察管区が管轄している。

レスターシャーの州議会や州クリケットクラブ、サッカーのレスター・シティFCは、シンボルにキツネを採用している。これは、当地がキツネ狩り発祥の地とされるためで、クオーンに住んでいたヒューゴー・メイネルが「キツネ狩りの父」として知られている。メルトン・モウブレーやマーケット・ハーバラ、それに近隣のラトランドもキツネ狩りにゆかりのある場所である。

2021年7月に制定された州の公式旗にも、五弁飾りの下にキツネがあしらわれている。それまでレスターシャーはイングランドの歴史的カウンティで唯一、公式旗を制定していなかった[2]

脚注

  1. ^ Leicestershire | county, England, United Kingdom | Britannica” (英語). www.britannica.com. 2023年6月29日閲覧。
  2. ^ Leicestershire becomes last English county to fly official flag”. BBC News (2021年7月21日). 2021年7月27日閲覧。

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