ルギン管とは? わかりやすく解説

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ルギン管

参照電極作用電極近傍配置したことと同じ働きをさせるための小道具先端細くしぼり湾曲させたガラス管で、その中に参照電極入れる。湾曲したガラス細管の先端作用電極近く設置するガラス先端作用電極付近同電位であり、ガラス管内には電流が流れないので参照電極同電位になる。

ルギン管

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 07:10 UTC 版)

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電気化学において、ルギン管(ルギンかん : Luggin capillary, Luggin probe, Luggin tip, ルギン・ハーバー管 Luggin-Haber capillaryとも)とは、電極電位の測定に用いられる毛細管である。通常は絶縁体を材料に作られる[1]。大きな基準電極のみを使うとどこの電位を測定しているのかが明確ではないのに対して、基準電極に加えてルギン管を作用電極の表面近傍に置くことにより、電位の計測点を明確に定めることができる[2][3]

脚注

  1. ^ 日根文男、保田昌樹「電極電位測定に用いる Luggin-Haber Capillary について」『材料』第20巻第211号、日本材料学会、1971年、 523–526、 doi:10.2472/jsms.20.523ISSN 1880-7488
  2. ^ Gollas, Bernhard and Kraub, Bernd and Speiser, Bernd and Stahl, Hartmut (1994), “Design of a single-unit Haber-Luggin capillary/dual reference-electrode system”, Curr. Sep. 13 (2) 
  3. ^ Shchukin, E. D.; Vidensky, I. V.; Petrova, I. V. (1995), “Luggin's capillary in studying the effect of electrochemical reaction on mechanical properties of solid surfaces”, Journal of Materials Science 30 (12): 3111, doi:10.1007/BF01209224 
  • Tokuda, Koichi (1985), “Finite-Element Method Approach to the Problem of the IR-Potential Drop and Overpotential Measurements by Means of a Luggin-Haber Capillary”, Journal of the Electrochemical Society 132 (10): 2390, doi:10.1149/1.2113584 

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