ラース・ロッケ・ラスムセンとは? わかりやすく解説

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ラース・ロッケ・ラスムセン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 09:14 UTC 版)

ラース・ロッケ・ラスムセン
Lars Løkke Rasmussen
2017年5月9日
生年月日 (1964-05-15) 1964年5月15日(61歳)
出生地  デンマークヴァイレ
出身校 コペンハーゲン大学
所属政党 穏健党英語版(2021年 - )
ヴェンスタ( - 2021年)
配偶者 Sólrun Løkke Rasmussen

内閣 第1次L・L・ラスムセン内閣
在任期間 2009年4月5日 - 2011年10月3日
元首 マルグレーテ2世

内閣 第2次L・L・ラスムセン内閣
第3次L・L・ラスムセン内閣
在任期間 2015年6月28日 - 2019年6月27日
元首 マルグレーテ2世
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ラース・ロッケ・ラスムセンLars Løkke Rasmussen [lɑːs ˈløɡ̊ə ˈʁɑsmusn̩] ( 音声ファイル)1964年5月15日 - )は、デンマークの政治家。同国外相(2022年12月 - )。

首相や内務・保健大臣、財務大臣、またヴェンスタ党首などを歴任した。

来歴

1994年9月21日デンマーク議会議員に初当選、ヴェンスタ(自由党)が政権を社会民主党から奪取した2001年11月27日よりアナス・フォー・ラスムセン首相の下で内務相・保健相を、2007年11月23日に発足した第3次A・F・ラスムセン内閣で財務相に就任、党職ではヴェンスタ副党首に就任した。

2009年4月4日にアナス・フォーがNATO(北大西洋条約機構)事務総長に選出されたことから、翌5日に指名を受けて首相に就任し、これに伴い7日に財務大臣を退いた。アナス・フォーは同時に与党ヴェンスタ党首も辞職したので、党首にも就任した。

2011年9月15日に執行された総選挙でヴェンスタは第1党の座こそ維持したものの、中道右派グループとして連立政権を構成する他の政党が伸び悩み、過半数を維持できず、社会民主党を中心とする中道左派グループに敗北、16日に内閣総辞職した[1][2]

2015年6月18日に執行された総選挙でヴェンスタは第3党に転落したものの、中道右派グループが過半数を獲得し、社会民主党を中心とする中道左派グループに勝利、連立交渉を開始した。しかし、連立交渉は折り合わずヴェンスタ単独となる内閣で28日に首相に就任した。

2019年6月5日の総選挙英語版では、ヴェンスタは前回選挙より得票率を伸ばしたものの、中道左派陣営が過半数の96議席を獲得し政権交代を許した[3][4]

2019年8月にヴェンスタ党首を辞任し、2021年に同党を離党。新たに穏健党英語版 (Moderaterne) を立ち上げた[5]。2022年の総選挙では、ブロック政治を終わらせるとした選挙運動が功を奏し、16議席を獲得。メッテ・フレデリクセン内閣の外相に就任した[6][7]

ラスムセン首相

元首相のポール・ラスムセン、前任の首相のアナス・フォー・ラスムセンと苗字は同じだが、血縁関係は全く無い。これによりデンマークでは同じ苗字の首相が1993年から2011年まで18年も続いた。デンマークのマスコミは間違いを避けるため、前任の首相のことを「アナス・フォー」、ラースのことを「ラース・ロッケ」と呼ぶことが多い。なお、日本の外務省はウェブ上などでルッケ・ラスムセンと表記している[8]

脚注

外部リンク

公職
先代
イェッペ・コフォズ英語版
デンマーク王国外務大臣
2022年 -
次代
現職
先代
ヘレ・トーニング=シュミット
デンマーク王国首相
2015年 - 2019年
次代
メッテ・フレデリクセン
先代
A・F・ラスムセン
デンマーク王国首相
2009年 - 2011年
次代
ヘレ・トーニング=シュミット
先代
トア・ペダーセン英語版
デンマーク王国財務大臣
2007年 - 2009年
次代
クラウス・フレデリクセン英語版
先代
カレン・イェスペルセン英語版
デンマーク王国内務大臣
2001年 - 2007年
次代
アーネ・ローリヘド英語版
先代
アーネ・ローリヘド英語版
デンマーク王国保健大臣
2001年 - 2007年
次代
ヤコブ・ニールセン英語
党職
先代
設立
穏健党英語版党首
2021年 -
次代
現職
先代
A・F・ラスムセン
ヴェンスタ党首
2009年 - 2019年
次代
ヤコブ・エレマン=イェンセン英語版




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