LaTeX
(ラテフ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/17 05:37 UTC 版)
LaTeX(ラテック、ラテフ、など。詳細は後述)とは、レスリー・ランポートによって開発されたテキストベースの組版処理システムである。電子組版ソフトウェアTeXにマクロパッケージを組み込むことによって構築されており、単体のTeXに比べて、より手軽に組版を行うことができるようになっている。LaTeXと表記できない場合は「LaTeX」と表記する。
注釈
- ^ 日本の初等教育・中等教育での数式表記は JIS Z 8201 を基準にしている。2006年1月20日に確認が行われている JIS Z 8201-1981 (JIS Z 8201:1981) と国際標準である ISO 31-11:1992 とでは、表記が一部異なっている。
- ^ 日本の初等教育・中等教育での数式用に記号の形を調整するマクロとして、初等数学プリント作成マクロ emath がある。
- ^ 他に、日本語の組版のために開発されたものとして NTT JTeX があり、これにも対応する NTT JLaTeX があるが、いずれも現在は更新等されていない。
- ^ pLaTeX がリリースされた当初はまだ LaTeX2ε は世に出ていなかったが、1995年に pLaTeX2ε がリリースされた。なお、「pLaTeX2ε」は株式会社アスキーの登録商標であり、「ピーラテックツーイー」と読むのが正しいとされている。なお、LuaLaTeX は最初から LaTeX2ε に同等なものとして開発されている。
- ^ ソースコードを DVI などの文書ファイル形式に変換すること。
- ^ Microsoft Word でしか開くことができなかった旧型式のdocファイルなどとは異なり、処理系に依存しないとされるファイル形式。なお、新形式のdocx (Office Open XML Document) は処理系に依存せず開くことができる。
- ^ 処理系に依存しない標準規格。
- ^ 他のソースコードの記述を自動的に読み込む仕組み。
- ^ 例えば日本数学会や電子情報通信学会。
- ^ XϒMTeX や mhchem のように化学式の入力を支援するパッケージも存在する。
出典
- ^ Lamport 1990, p. 5.
- ^ 奥村 & 黒木 2013, p. 2, 1.3 LaTeXって何?.
- ^ “LaTeX project: The LaTeX project public license”. 2020年6月11日閲覧。
- ^ 奥村 & 黒木 2013, p. 2.
- ^ 奥村 & 黒木 2013, p. 4.
- ^ “TeX で作られた本 — TeX Wiki”. 2020年6月11日閲覧。
- ^ “ScienceSoft — LaTeX”. 2020年6月11日閲覧。
- 1 LaTeXとは
- 2 LaTeXの概要
- 3 特徴
- 4 入力と出力の具体例
- 5 脚注
- 6 外部リンク
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