ラスト・バレット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 23:32 UTC 版)
ラスト・バレット | |
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Cold Blood Legacy: La memoire du sang | |
監督 | フレデリック・プティジャン |
脚本 | フレデリック・プティジャン |
製作 | オリアス・バルコ コリーヌ・ベニシュ オレグ・ジャーマン フローレンス・モース |
出演者 | ジャン・レノ サラ・リンド ジョー・アンダーソン サマンサ・ボンド |
音楽 | グザビエ・ベルテロ |
撮影 | ティエリー・アルボガスト |
編集 | Viktor Onysko |
製作会社 | Eastwest Productions Eight 35 Wild Tribe Film ゴールドクレスト・フィルムズ |
配給 | クロックワークス |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 91分 |
製作国 | フランス ウクライナ ベルギー |
言語 | 英語 |
『ラスト・バレット』(原題:Cold Blood Legacy: La memoire du sang)は、2019年に公開されたアクションスリラー映画。
あらすじ
ワシントン州の山奥でひっそりと暮らすヘンリーは、10ヶ月前に大富豪ケスラーを暗殺した凄腕の殺し屋である。冬のある日、スノーモービルの運転中に横転し重傷を負った女と遭遇したため、住処である小屋に運んで治療を施すと、メロディーと名乗るその女は何かトラブルを抱えているようだった。早々に追い出そうとするが、足を骨折した彼女を雪山に放り出すのは憚られ、仕方なく小屋で面倒を見ることになる。山中ではメロディーの血痕を舐めた狼が彼女を狙っており、ヘンリー曰く「人間の血の味を覚えれば人間を襲う。もう殺すしかない」という。
一方で、ケスラー暗殺事件の捜査をするカッパー刑事は、ケスラーの遺言執行人であるブリグラーを疑っていた。彼はケスラーの息子であるチャーリーが行方不明だと証言していたが、捜査を進めるとチャーリーは男ではなく女であることが判明する。
事故から1週間経ち、傷が癒えてなんとか歩けるようになったメロディーは、分解した状態でバッグに隠しておいた拳銃を組み立てると、小屋の前で佇むヘンリーの頭を背後から撃ち抜く。しかし、それは上着を着せた人形だった。メロディーの行動を見届けたヘンリーは彼女を拘束して尋問を行い、その目的が「殺し屋であるヘンリーの殺害」であることを白状させる。メロディーの正体はケスラーの娘チャーリーであり、わざと事故を起こしてヘンリーに近付いたのだ。ヘンリーは武器の所持や事故の真相を最初から看破していたことや、チャーリーの殺害も契約に含まれていることを明かす。
酷い吹雪が収まった夜中にチャーリーは、小屋で生活するうちに復讐の対象であるヘンリーに情を抱いてしまい、混乱していることを告白する。直後、チャーリーを探していたブリグラーの部下マルコムが山小屋に辿り着き、小屋を銃撃してきた。しかし、ヘンリーは巧みな戦術によって山中に追い立てていき、暗闇からマルコムの首を切りつけて殺害する。朝になると、チャーリーの行方を探り当てたカッパー刑事も山小屋の近くまで来ていた。
チャーリーは帰ってきたヘンリーを薪で殴打して小屋から逃げ出すが、途中で脚の傷が開いたため満足に移動できず、ヘンリーに追いつかれてしまう。拳銃を構えるヘンリーはチャーリーを狙う狼を銃声で追い払うと、「狼は血の味を忘れない、私と同じだ」と語り、拳銃からマガジンを外して雪上に落とした。ヘンリーの銃声によって誘導されてきたカッパー刑事は、チャーリーに銃口を向けるヘンリーを射殺する。
警察の立会いのもと山小屋に戻ったチャーリーは、ヘンリーの愛読書である孫子の兵法書と、滞在中に使っていた毛布を持ってその場を去っていく[注 1]。
登場人物・キャスト
※括弧内は日本語吹き替え
- ヘンリー
- 演 - ジャン・レノ(菅生隆之[1])
- 凄腕の殺し屋。1人で住む山小屋には各所に武器を隠してあるが、本は孫子の兵法書しかない。ある程度の外科的手術を行える技術を持つ。
- メロディー / チャーリー・ケスラー
- 演 - サラ・リンド(北焬子[1])
- ケスラーの娘。ケスラーグループの後継者。メロディーは偽名。
- カッパー
- 演 - ジョー・アンダーソン(長野伸二[1])
- 刑事。ケスラーの暗殺について捜査する。
- マルコム
- 演 - デヴィッド・ギヤスィ
- ブリグラーの部下。護衛対象のチャーリーに逃げられたため、彼女を追っている。
- デイヴィス
- 演 - イホル・チスケヴィッツ
- カッパーの元相棒。異動してからもカッパーの捜査に協力する。
- ブリグラー
- 演 - フランソワ・ゲタリ
- ケスラーの遺言執行人。遺産の管理も担当する。チャーリーと一緒にクリスマスを過ごすなど、父親代わりの存在。
- ケスラー夫人
- 演 - サマンサ・ボンド
- ケスラーの妻。重度の記憶障害を患っており、精神病院に入院している。
- ケスラー
- 演 - ジャン・リュック・オリヴィエ
- ヘンリーが暗殺した大富豪。家族で過ごす時間を全く作らず、息子が欲しかったために娘をチャーリーと呼んでいた。
- ケイティ
- 演 - ラリサ・ルスナック
脚注
注釈
- ^ 兵法書の上にはケスラー暗殺の依頼人の電話番号が書かれた紙が置かれており、そこに「君の物だ」というメッセージが添えられていた。
出典
外部リンク
ラストバレット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/01 13:53 UTC 版)
ジャンル | 狙撃・ミステリーアドベンチャー |
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対応機種 | ニンテンドーDS |
発売元 | フリュー |
人数 | 1人 |
発売日 | ![]() |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
コンテンツ アイコン |
暴力 |
『ラストバレット』(LAST BULLET)は、フリューから2009年4月23日に発売されたニンテンドーDS用ソフト。同社初のコンシューマーゲーム作品である。
登場人物
- 響 花梨(ひびき かりん)
- 声 - 堀江由衣
- 青葉国際大学国際文化学科1年生。射的の腕がよく行方不明になった父親が所属していた秘密組織『Village shrine』にスナイパーとしてスカウトされる。
- 境井 大貴(さかい だいき)
- 声 - 中國卓郎
- 花梨の友人。中学・高校時代のクラスメイト。
- 佐久間 司(さくま つかさ)
- 声 - 鈴木貴征
- 青葉国際大学の教師。
- 西園寺 桜子(さいおんじ さくらこ)
- 声 - 上田真紗子
- 原田 興太郎
- 声 - 西垣俊作
- 響 敬一郎
- 声 - 嵜本正和
- 響 栄吉
- 声 - 鈴木貴征
- 長岡 智子
- 声 - 小林由依
- 鈴木 輝
- 声 - 加藤寛規
主題歌
特典
早期購入特典として、文倉十書き下ろし響花梨クリアポスターが付属した[1]。
脚注
- ^ a b “少女スナイパーを堀江由衣が熱演!『ラストバレット』ミッション解説”. ジーパラドットコム (2009年1月21日). 2011年8月26日閲覧。
- ^ “『ラストバレット』主題歌決定! 文倉十さんイラストの壁紙も配信”. 電撃オンライン (2009年2月16日). 2011年8月26日閲覧。
外部リンク
- ラスト・バレットのページへのリンク