モルモン教における一夫多妻制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 23:26 UTC 版)
「一夫多妻制」の記事における「モルモン教における一夫多妻制」の解説
アメリカ合衆国のモルモン教においては、末日聖徒イエス・キリスト教会の第2代主管長のブリガム・ヤングによる約束の地へのモルモン開拓者の移動で信者約6千人を失い、準州ユタ(現ソルトレイクシティ)に到着した際に一夫多妻制(ポリガミー)をとったが、ウィルフォード・ウッドラフ(英語版)の神から中止を啓示されて1890年に廃止されたとされる。このことと引き換えにより、1895年に準州からユタ州に昇格した。ただし、合衆国上院公聴会にて第5代大管長のジョセフ・フィールディング・スミス(英語版)は一夫多妻状態にあることを認めており、モルモン教主流派においては少なくとも20世紀初頭まで、またアリゾナ州など他州との州境では、近年までみられたという。20世紀半ばにモルモン教主流派から分離したFDLS(モルモン教原理主義派)は、その後も一夫多妻の教義を保持している。
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